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野草食日記 187 スギナ入りピーナツふくれ菓子と骨粗しょう症
我が家の庭に、今年もスギナが顔を出しました。
家のすぐ脇、南西側の庭に、なぜかつくしは生えないのですが、スギナだけはちょこちょこ生えてくるんです。
今、そこには種から育てた春菊が植わっていて合間からスギナが顔を覗かせるので、それを一本一本間引きました。
そのスギナ を使って九州のお母さんの味「ふくれ菓子」を作ることにしました。
一昨年、オーブンが壊れてから新しいものは購入していないため、蒸し器で作れるこの蒸しパンは粉物が食べたいときの私の格好のおやつとなっています。
作り方はこの動画のレシピがお気に入り。
このレシピを参考に、うちのボウルに合う分量に換算して作っています。
5分の1量で、砂糖は若干少なめにしています。
スギナはアクがないので、この日は生のままみじん切りにして、荒く刻んだピーナツと共に生地に混ぜ込みました。
昨年、スギナ を使ったパンケーキを作った時、スギナはカルシウムが多いというけれど、調べてみるとさほどではないと書きました。
改めて大森一慧さんの著書「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」を見返してみました。
すぎなには、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛など現代人に不足しがちなミネラルがいっぱい。特にカルシウムはほうれん草の155倍と驚異的な数字です。(中略) 骨粗しょう症予防をはじめ、骨折したときの回復を早めてくれます。
ネットでの情報では100g中カルシウムは50mg。
この日使ったスギナは20gなので、10mgです。
1日に必要なカルシウムを600mgとしたら、ほんの僅かな量ですよね。
食べる時は多くて6分の1にカットするわけですし。
そろそろ骨粗しょう症対策にも本腰を入れなくてはと思っているところに、スギナへの期待はもろく挫かれたかと思われたのですが・・・。
なんとスギナにはケイ素という成分が多く、どうもこれが骨の健康に関わりがあるようなのです。
ちょうど図書館で借りている、フランソワ・クープランさんの「ナチュラリストのための食べる植物栄養学」の中にこのような記述を見つけました。
シリカは骨と靭帯、皮膚及び血管の形成に重要な役割を果たします。(中略) どの植物にもシリカは含まれますが、特にイネ科植物とスギナに豊富です。
シリカというのがケイ素のことらしいですが、これってめちゃめちゃ期待が持てそうじゃないですか?!
あまり期待しすぎると、そうじゃなかった時にがっかりしそうなので、地に足をつけつつ、もう少し詳しく調べてみたくなりました。
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