野草食日記 191 毒草 セリバヒエンソウ
昨年、庭で自生していたオオアラセイトウ (諸葛菜やムラサキハナナとも呼ばれます) の種を、バラバラとまとめて蒔いた場所に、細かな切れ込みのある葉が一緒に育ってきました。
名前のわからないものは取り敢えず育てて花を咲かせ、素性を調べることにしています。
先日、ようやく開花したこの花、とても可憐で超好み!
しかもオオアラセイトウと同じ色合いで、意識的にカラーコーディネートしたかのようです。
大根のような葉っぱがオオアラセイトウ。
大根と同じくアブラナ科です。
私は菜の花と同じように調理して食べます。
オオアラセイトウの葉の間に小さな葉が見えますね。
早速、撮影して植物のプロ集団にお伺いすると、すぐに返事が帰ってきました。
セリバヒエンソウとのことです。
増えますよ〜とのコメント付き。
ネットで検索すると、ギョギョッ。
毒草ではないですか。
うわぁ。
葉っぱの形は、この前オムレットフロマージュでご紹介したオヤブジラミと似ています。
オヤブジラミは同じく毒草のムラサキケマンとも似ているのですよね。
上から、セリバヒエンソウ、オヤブジラミ、ムラサキケマン です。
よく見ると違いがわかるのですが、普段あまり植物に触れていない方はきっと間違えてしまうかも。
野草を初めて採取する際は、知っている人に同行してもらいましょうとよく言われますが、写真だとわかりづらいし、じかにお伝えすることの大切さを改めて感じました。
折角咲いたセリバヒエンソウは、根っこから抜いて、花を猫の手の届かないところに生けて楽しんでいます。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。