野草食日記 5 ノゲシ研究
野菜として十分役割を果たせるノゲシ。
いったいどんな植物なのか知りたくなってきました。
今日はネットから情報を集めてみたいと思います。
ノゲシ キク科ノゲシ属 sonshus oleraceus
一年草または二年草
oleraceus は食用蔬菜(そさい)の、菜園の、という意味 。 蔬菜とは野菜のこと。
分布は日本全国 ヨーロッパ原産で有史以前中国より帰化。
江戸時代には栽培が推奨され、宮古島ではオーファと呼ばれ野菜として食べられていた。
ヨーロッパではサラダにされ、中国では苦菜と呼ばれ食用にされていた。
栄養価については、あるサイトで「マンガンを摂取するのにうってつけ」と書いてある。
マンガンは人間に必要不可欠な「必須ミネラル」のうちのひとつで、糖質、脂質、タンパク質の代謝に関わったり、骨の形成に役立つとのこと。
もう少し具体的には、動脈硬化や老化を進行させる過酸化脂質の生成を抑える酵素の成分であるので、骨の発育が盛んな子供からお年寄りまでマンガンは大切なミネラルといえるだろう。
中国の古書には「薬草として、脾・胃・肝・腎・心・肺の五臓六腑の邪気を払い、無毒で心を鎮め、気力が充実し、身を軽くして老化を防ぐ、滋養強壮の効果がある」と書かれているそうだ。
まとめ
野菜として十分美味しいと思ったその印象通り、歴史的にも食用として利用されてきたという情報を得て、我が意を得たりと思ったことです。
健康増進に非常に有益であるにもかかわらず、あまりにも身近にある「雑草」としか認識されていないノゲシ。
我が家ではノゲシを採取し始めてから、八百屋で菜っ葉類を購入する機会がぐんと減りました。
もっともっと広く認知されてほしいと心から思います。
採取してきて水洗いが済んだ野草たち。
ザルの右側にあるギザギザの葉っぱがノゲシ。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。