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野草食日記 251 ヨモギ入り米粉パン

最近米粉パンを手作りするようになりました。

粉物は分量をきちんとしなければうまくできないというのが常識ですよね。
普段料理する時、レシピはいつも使う材料だけチェックし、計量はせず目分量と感覚で料理する派です。
当然粉物料理は苦手意識が強く、これまで意識的に立ち入らないようにしていました。

そんな私がパンを作り始めたきっかけは、3月に友人のみやびちゃんとランチをした時のことでした。
彼女が習って手作りを始めたというパンを一塊りプレゼントされたのです。
それは米粉を材料にしていて酒粕から酵母を起こしていること、鎌倉の材木座にあるゲストハウス「亀時間」でランチを担当しているゆうりちゃんから習ったことをみやびちゃんは教えてくれました。

私は普通に小麦粉で作ったパスタもパンも食べます。
それで特に体調が悪くなるということはないので、小麦粉を避けるグルテンフリーは聞いたことはあっても、実践はしていませんでした。
日常的に主食は米のことが多く、パンは週に2〜3度食べるくらいですしね。

みやびちゃんになぜグルテンフリーなのかきいてみると、小麦粉を食べると副腎が疲労するのだと話してくれました。そして、小麦粉を減らすと花粉症が軽減されるというのです。
夫も私も春に花粉症に悩まされるので、そういうことだったらちょっと試してみたいかな?!と思うくらいで帰宅したのですが。

早速いただいた米粉パンを一切れ、トースターで焼いて食べてみると。
え〜、美味しい!!ナンダコレハ!

みやびちゃん家でゆうりちゃんの米粉パンワークショップを開催するというので、継続はできなくともせめて作り方だけでも聞いてみたいと、家にオーブンもないくせに日程をアレンジしてもらうことにしました。

5月、待ちに待った米粉パンワークショップ。

まずは酒粕から酵母を作るやり方を教えてもらい、次は粉からパンを作る工程。
一応レシピに分量は書かれていますが、生地の硬さを見ながらぬるま湯を足すとか、ぬるま湯を入れすぎたらちょっと粉を足して調節するとか、とても感覚的。うん、これは私向きかも。

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パンの捏ねは体力仕事なので、ここもパン作りを躊躇していたポイント。
でも、ゆうりちゃんの米粉パンはお菓子作りみたいにボウルの中で混ぜるだけ。
一気にハードルが下がる。

酒粕酵母も、混ぜたパンの生地も、慌てて次の工程に移る必要はなく、酵母は1週間〜2週間後でもOK、生地は2日後に焼いても大丈夫。
まとまった時間が取れなくても、隙間時間に用意して焼けるのが魅力でした。

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パンと一緒に色鮮やかでバランスの良いランチも。

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何種類もの特製ディップ。

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うちでは材料の酒粕も常備しているし、甘酒も手作りしています。
パンは3月の時と同じでやっぱりすごーく美味しいし、わりと簡単、粉さえ用意すれば継続できそうなのに、1番のネックはオーブンがないこと。
恐る恐る、うちにはオーブンがないんですが・・と聞いてみると、蒸し器で蒸したあと、オーブントースターで表面を焼けば大丈夫と。
やった〜!!

ということで始まった私の粉物生活。
何度かレシピ通りに作った後、少しづつ自分なりにアレンジを始めています。
健康のためL型カルシウムとニガリを添加、そして昨日は春に摘んでおいたヨモギも入れてみました。

長時間蒸すので、葉っぱの色は悪くなりますが、時々ほんのりヨモギの香りがします。

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野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。