植物覚書1 ハハコグサ 柳宗民の雑草ノオトより
正式にはホウコグサという。
漢名は鼠麹草(そきくそう)
春の七草の「おぎょう」。ゴギョウというのは間違い。
地方によっては「餅草」という。これを餅草と呼ぶ地方では、草餅を作る時には、よもぎではなくハハコグサを用いる。
ホウコグサ属は学名をグナファリウム(Gnaphalium)といい、柔らかい綿毛があるという意味。
ハハコグサのように白色綿毛を密生し草全体が白く見えるものを相性して、外国ではダスティーミラーと称し、観賞用として花壇や寄せ植えの彩りによく用いられる。(ナデシコ科のフランネル草、シソ科のラムズ・テール、キク科のシロタエギクなど)
ハハコグサもダスティーミラーだが、野草扱いで観賞用には用いられていない。
チチコグサ チチコグサモドキ ウラジロチチコグサ アキノホウコグサ
ホウコグサ キク科1年草 Graphalium affine
2002年12月20日 毎日新聞社より刊行
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