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野草食日記 333 カキドオシとモヤシの豚しゃぶサラダ
以前にも何度か書いていますが、私は体力に自信がなく強壮作用のある植物で身体を強くしたいと願っています。
そのために昨年はクコを植え、夏にはホーリーバジルを育てていました。
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クコもホーリーバジルもアダプトゲンである
アダプトゲンについては下の記事へ
ところが残念なことに、この春、クコは激しいうどんこ病の被害に遭い、思ったほど収穫できていません。
ホーリーバジルはこれから種まきです。
薬草の本をペラペラとめくり、ふとカキドオシの項目を読んでみると、虚弱な老人や子供の強壮剤になると書いてあるではないですか。
カキドオシって子供の疳の虫を抑える野草として有名です。
実は子供の頃、私すごい疳が強かったんです。
顔を赤紫色にして大泣きしている姿を、面白がった父が撮影した写真がある程。
あの写真、どこに行ったのかなぁ。
今はもう老人の域に片足を突っ込んでいるけどねぇとニヤけながらも、子供の頃から、カキドオシは私に必要な野草だったのかもしれないなぁ・・・。
と遠い目になる。
さて、ひとつ問題なのはカキドオシの風味は独特の癖があって、あまり好きではないことなのです。
カキドオシのハーブティーを美味しいと言っている人と不味くて飲めないと言っている人、どちらもいて、私はもちろん後者。
料理もいくつかチャレンジし、上手く行ったケースもあったけれど、カキドオシの癖が前面に出てしまうことがやっぱり多かった。
カキドオシに対する苦手感を払拭できないでいた一昨年の冬。
その日は鍋物で青物が少なく、庭のカキドオシも摘んで具材としてトレーに並べていました。
そしてたまたまネットで見た中華風のたれが、カキドオシの風味をうまく緩和してくれてとても美味しいことを発見したのです。
VOGUE JAPAN のサイトに載っていた「野菜が美味しく食べられる!中華風つけだれ」がそれです。
このつけだれをドレッシングにして、サラダ仕立てにしたのが今晩の料理。
茹でたモヤシと、同じく茹でた後しばらく水晒ししたカキドオシを、豚肉と盛り合わせた一品です。
毎日食べても良いくらい美味しい。
夫からも高評価をもらいました。
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今まで蔓延るので困り果てて、抜いては捨て、抜いては捨てを繰り返していたのが、今更ながら勿体なかったなぁと悔やまれます。
よーし、これからもりもり食べるぞー!
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