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野草食日記 150 さつまいもの蔓のわさび醤油漬け
ご近所でさつまいもの収穫があり、その蔓を分けていただけるとやはりご近所友からの情報で知りました。
さつまいもの蔓は美味しい、と去年聞いていたのですが、まだ未体験です。
ワクワクとしながらOさん宅に取りに伺いました。
料理法と言うと大抵皆さん「きんぴら」とおっしゃる。
私もそれに倣い、まずはきんぴらに。
一度湯がいてそれから胡麻油で炒め、砂糖、酒、味醂、醤油。
食べてみると、むむむ。
普通に美味しいけれど、皮がつるっと滑らかなので、甘辛味が外側だけについていて中に染み込んでいません。
外と中との味の分離感に納得のいかないものを感じました。
さつまいもの蔓は、SNSでは皮をむく派、むかない派に分かれていたので、むく派の理由は今回のことでわかる気がしました。
でも、正直一本一本むくのは気が遠くなるような作業。
むかないでも美味しく食べられる料理法があればそれが一番、と言うのが正直な気持ちです。
ネットで検索してみると、きんぴらの他にわさび醤油漬けというのがあったので、これは夫が食べてくれそうと思い作ることにしました。
まず、できるだけ皮が柔らかくなるようにと茎は5分近くしっかりと茹でました。
水切りし、更にペーパータオルで水気を拭いたあと、醤油、わさび、味醂を入れたビニール袋に入れてもみもみ。
私はここに「山わさび醤油味」というものを加えました。
これは以前北海道からヤマワサビを贈って頂いた時に、こんな商品もありますと同梱されていたもの。
ヤマワサビは使う直前におろさないと香りが抜けてしまうのですが、この醤油に漬け込んでペースト状になっている「山わさび醤油味」はいつまで経ってもツンとした香りはそのまま、更にペンシル状なのでとても使い勝手が良いのです。
忙しい日のお夕飯に、お豆腐を切ってちゅっと出して乗せれば一品できてしまうので、何度これに助けられたことでしょう。
ヤマワサビの食感が感じられるこのペーストをさつまいもの蔓に加えることで、チューブわさびだけよりも味の絡みが良いように感じます。
そしてきんぴらの時に感じた外と中との分離感は見事解消されて、とても美味しくいただけました。
茹で時間を長くしたこと、ビニール袋に入れてもみもみしたこと、そしてペーストになったヤマワサビの相乗効果なのでは?!と思っています。
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