野草食日記 292 ゼンマイと長芋のとろろ
4月のことです。
近くの里山でゼンマイを見つけました。
女ゼンマイだけを選んで採取して持ち帰り、早速綿毛を取り重曹でアク抜き。
重曹と熱湯を注ぎ一晩経つと、水が茶色くなりアク抜き完了です。
ここまでは良かった。
水を取り換え茹でてみたら、ゼンマイは見事に煮崩れてボヨボヨになってしまいました。このクルクル巻いた美しい形が影も形も無くなり大ショック。
でもせっかく摘んできたんだから、とボヨボヨが浮かんだ煮汁をザルで漉して包丁で細かく叩き、ペースト状に。
これはこれでとろみがあって美味しそうです。
醤油で味付けし、長芋をザクザク叩いたのと合わせて一品にしてみます。
食べてみた感想は、長芋の叩き方が荒すぎてゼンマイペーストとなじみが悪い。
長芋を米粒くらいの大きさにしたほうが食感的に良かったと思いました。
また来年チャレンジですね。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。