ひどく疲れたとき、ひどく落ち込んでいるとき、わたしは床になりたいと思う。体が液体になって溶けて、床と一体化する感覚。実際に、わたしは床に寝そべる。特にキッチンの床がよい。ひんやりとして固くて、泣けば水たまりができる。ひとしきり泣いたあと、その水たまりを踏んで靴下が濡れるところまでがいつもの流れ。たくさん泣くと、泣き過ぎでしぬことができたらいいのに、と思う。泣きすぎても、たかが明日目が腫れて顔が浮腫むだけだ。 わたしは最近、床になりたい。前は家で泣く時だけ感じていたその気持ちを
rdレインの書く文章が、狂気だとか恐ろしいとか言われているけど、わたしはちっともそんなふうに思わない。あれは人間の真理を突いている、と思う。言葉にすると途端にうさんくさく見えるが、本当にそう思う。みんなの心の中にある気持ちを、うまく言葉にした、それがすごいんだと思う。あの押し問答、私だっていつも心の中でしていることだ。みんなそうじゃないのか。みんながそうじゃないことくらい、私にもわかる。しかし、突き詰めて考えれば考えるほど、ああいうふうになっていくのは、自然なことだと思う。だ
私はもう 君に会わないことにした 君に会うと 寂しくなるから 君に触れると 泣きたくなるから 君の声は 耳を優しく撫でるから 君はどうして たまに泣き出しそうで 駄々こねるように さよならするの
めちゃくちゃしにたくなってきた。レコードバー××××××にきた。お酒が回って気持ちいい。しにたい。××から返信が来ない。しにたい。××××からも返信来ない。しにたい。一生しあわせになれないことはないけど、そうなんじゃないかって気がする。それならいましにたい。一人で寝たくない。しにたい。誰かに抱きしめられたい。しにたい。誰かじゃなくて、××がよかった。しにたい。音楽が気持ちいい。しにたい。うまく泣けない。しにたい。しにたい。しにたい。
なんかまだ、もう一度一緒に過ごすような気がしているけど、それは私だけかもしれないし、そうでなくてよい私にならなくちゃいけない。てか、んー、もう別れてる時点で、一旦、終わってるんだし。 私はどうしたら幸せになれるんだろ。バカなとこが嫌いだけど、まあそこが好きなんだよな。ほんとはどっちもとりたいけど。バカだけど、面白いけど、ちゃんとしてる。そんな人はなかなかなかなか、なかなかいない。どうしたものか。愛溢れる人…。 折坂悠太の心理が出た時に付き合い、呪文が出て別れた、と気づいた時
いつかの日記を、公開します。 目には目を、はやっちゃダメですよと教えられてきたけど、ひどいことされたら自分もしたくなってしまうのは、至極当然のことだと思う。とはいえそういうことする人は大抵、根っからのワルモノなので、並みの人間では敵わない。結局のところ、共存は難しいのかもしれぬ。 受け入れたり、諦めたり、目を瞑ったりして生きている。人生、長い目で見れば悲しいことも、刹那的な視点で見たら、ちっとも悲しいことなどなく、楽しいことはたくさんある。これを快楽主義と呼ぶならそうなの
ケッコンするって言ったのに あなたはあの子を見ています ケッコンするって言ったのに ひどく疲れた顔をして ケッコンするって言ったのに うわの空から返事して ケッコンするって言ったのに キスもしないで寝ています 私が間違っていたのだとして あなたはケッコンしただろうか 私が心を明かしても あなたはケッコンしただろうか 秘密と嘘は嫌いだけれど 必要だったのね、わたしたち。
幸せは湯船を超えた。ぬるっと、越えた。これからは何になるのかわからないけれど、とにかく今言えるのは、幸せは湯船じゃないってことだ。 それとは別に、私は最近長風呂するのが苦手になった。以前は一旦風呂に入ると、小1時間は湯船から出てこなかったのだけど、最近は10分もすると暑くなって、出てきてしまう。汗がダラダラ流れる。これを書いているのも湯船の中、とはいえ暑いので足だけ浸かって、足湯状態だ。 最近日記を書けていなかったことを、肯定的に捉えるつもりはない。ただの怠惰で、書こうと
いつもふざけているけれど 馬鹿だと思われたくはない しまい忘れたトゲトゲが たまに刺さって気持ちいい 不器用なトゲトゲを 甘いクッションで包んだら 君は出かける 君は出かける ひりひりしてる 今 ひりひりしてる とても ひりひりした君が大好きさ ひりひりふわふわしている君が いつでも帰っておいで その時はきっとふかふかの布団を 暖かい部屋で待ってるから きっと坊やも喜ぶから
ひび割れたヤギの瞳の隙間から 伸びる雑草を千切ろう いつか終わってしまうなら 早めに手は打たなきゃいけない 君は腹を見せない強情な犬 天国の雲に手が伸びる いつか乱暴をしたとして 情けなく君は笑うだろう 嫌いじゃないけど好きでもない ふたりの固くて脆い石橋 叩いて割ってあげたい気分 どうしても大丈夫じゃない君だから ぼくも大丈夫じゃなくなってあげよう 誰も乗らない観覧車だけ 君と一緒に愛でてあげよう 犬の可愛さは所詮インスタント どこで何を見て覚えたの ちっとも可愛く
光の中で微睡んでいたら 君は不器用に揺らめくね 黒く反射するその眩しさに つい曇り空も不器用になる 耳が小さい君 何も聞かなくていい ひどいことした痛みを わたしは今でも覚えているんだ いつのまにか猫の目は きもちわるいたれ目になってた 君の口角にぶら下がって ブランコ漕いで飛んでゆきたい 光の中で微睡んでいたら 君は不器用に揺らめくね 黒く反射するその眩しさに つい雑草も不器用になる 揺蕩うその瞳に 映る緑は鮮やかであれ ひどいことした痛みを わたしは今でも覚えてい
いつもおいてけぼり 目の前で甘い蜜舐められて わたしだけくれない いつもおいてけぼり こうしなさいと指示だけされて まじめにそれをやっていれば 目の前で甘い蜜舐められて 目の前でゲラゲラ笑って わたしだけおいてけぼり 仲間に入りたくて 一歩踏み出すと 魔法で氷にさせられちゃう わたしは入れない いつもおいてけぼり 誰も立ち止まってはくれない 誰も振り返ってもくれない おいてけぼりになるほうがわるい いつもおいてけぼり 朝からなみだ 誰も見てない ひとりなみだ ひとりおいてけぼ