2022年10月12日の私へ
自分自身がキライ。
学生時代から続く、そのどうしようもない感覚は
大抵、酒のアテになる笑い話どまり。
完璧主義を脱ぎ捨てられない、
今考えれば面白くもなんともないその話を
真正面に、それも真剣に聞いてくれたのは
その日初めて出逢った元気一杯の彼でした。
的なフレーズを、今日、ほんの数時間前に
出逢ったばかりの人間に、全力でシンプルで
あったかい言葉を降り注ぐことができる人が
存在する。なんてことに驚いたと同時に
真っ直ぐすぎる彼の言葉が
不純物を一切含まないその言葉が
傷みを伴ってあたしにじんわりと染み込んだ。
30人くらいの同じ年に産まれた仲間たちと計画したお花見。
その年の桜は早咲きで、4月上旬には散ってしまって
ほぼ葉桜のお花見の夕方、2次会会場の出来事だった。
🌱
自分自身がキライ。
この感情をひっくり返すなんて発想は
その瞬間まで持ち合わせていなくて、
彼から言葉を受け取った帰りの電車の中
あたしは
今度は誰にも気がつかれないように
決意とともにこそっと、涙を流した。
🌱
それから10年くらい経った今日。
私の最後の賭け。のキロクを開始する。
いろんな本を読んで、勉強して
挑戦して、失敗して、
挑戦して、失敗して、失敗して、
失敗して、挑戦して、失敗して、失敗して、、、
もう、どうしようもなくなって
もう、どうせダメだと諦めかけている私。
思考回路を巡らせないようにするくらいに
ここ半年ぼーっとしていた私。
たぶん、私独りでやれることは全部やった。
それでも、どうしよもない。
挑戦をし続けて、途中で諦めるから
成功しない。ということは身に染みて知っている。
それでもどうしようもない。
目の前に聳え立つ壁は
乗り越えられるものしか現れない。なんて、
嘘なんじゃないかと思うくらい、
数えきれないくらいの挫折を繰り返した。
サッカーでいうところの
アディショナルタイムに突入した。
それでも
やっぱり諦めたくない。私のという本当に最後の賭け。
🌱
2021年10月12日
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