今日、すきなひとに「好き」って言った。
隣を歩く彼が寒そうにしているけれど、お互いに「さむいね。」と言うことしかできなかった。冷たい風は一定の距離を保つ、私と彼の隙間を容赦なく素通りする。
私より身長の高い彼の視界がなにを捉えているのか。なんて私は知る由もない。彼は彼で、私が何を考えているかなんて、知りもしない。だから、私は私で、彼は彼なんだ。と思う。
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型にはまった恋愛が苦手で「好きにならなきゃ。」って好きは、私の人生には要らなかった。
同じ時間を過ごして「これ以上ない幸せを一