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【チェコ留学】CS専攻の授業ってどうなっている?:海外大の授業の仕組み

こんにちは、Nanaです!
今回は、カレル大学CS専攻の私が受けている授業の仕組みについてご紹介したいと思います。


〇 授業の仕組み

私の通うカレル大学では、専門の授業のほとんどが「Lecture」と「Tutorial」に分かれています。
つまり一つの専門科目に、「Lecture」スタイルの授業と「Tutorial」スタイルの授業が存在し、その2種類の授業を1週間の内に1回ずつ受けます。

LectureもTutorialも授業時間は90分です。
Lectureの教授とTutorialの教授は同じときもあれば、全く違うときもあります。

授業に関する質問は、Lectureに関する事であればLectureの教授に、Tutorialに関する事であればTutorialの教授にと、区別することが多いかなと思います。

また、Mentoring sessionという時間も1週間に2度設けられています。ここでは、Mentoring session担当の学部の教授が常駐しており、その教授にプログラミングや数学、学生生活に関する質問ができます。

次に、「Lecture」とは「Tutorial」とはどういった授業のことかについてお話します。

〇 Lecture授業とは

「Lecture」とは、日本の大学の多くの授業と同じタイプのものです。大教室で教授が前に立ち、黒板等を使って90分間新しい知識について説明するスタイルの授業です。

日本の大学の授業といえばこれですよね。
こういうスタイルの授業をカレル大学では「Lecture」と呼んでいます。

教授が前に立ち話すので、学生同士で話し合ったりするようなことは、CS専攻の授業の場合特にありません。

ただ授業中質問があれば、その場で手を挙げ聞くこともできますし、授業終わりに教授を捕まえて、個人的に質問することも出来ます。

多くのLectureの教授がOffice hourの時間を設けており、授業後課題に取り組む中や復習中に疑問点や分からないことが発生した場合は、このOffice hourを利用して教授に教えてもらうことができます。

ほとんどの授業で専用のHP的なものが存在し、Lectureの授業が行われた後そこに、その日習った授業内容の要約や授業で使ったスライド、録画した動画などがアップロードされます。

〇 Tutorial授業とは

もう一つの「Tutorial」とは、少人数でLectureで習った知識の演習問題等に取り組むスタイルの授業です。ここでは、演習がメインなので新しく何か知識を習うのではなく、Lectureでの内容を復習する、練習する授業というイメージです。

また、演習がメインなのでLectureと違い少人数に分かれて授業を受けます。
その為、同じ科目のTutorialの授業が日時・教授が異なる形で3種類開講されます。

学生は、その3種類の中から自分の時間割との組み合わせや好きな教授などを考慮して一つ選択し、履修します。

授業の課題は基本的にTutorialで出されます。よって、出された課題は次のTutorialの授業までにオンライン上もしくは紙形式で提出をします。

授業の課題ですが、全てのTutorialで共通の場合と教授によって異なる場合があります。異なる場合は、どうしてもTutorialのクレジット獲得の為の難易度が、どのTutorialを選択したかで変化してしまいます。

履修前にその授業に関する評判を調査することはおすすめです。

〇 まとめ

以上が、カレル大学CS専攻の授業についての紹介でした。

簡単にまとめると、
➀ 授業はLectureとTutorialに分かれている。
➁ Lectureは日本の大学と同じ形式の授業。
➂ Tutorialは少人数での演習形式の授業。

日本の大学とは授業形態も仕組みも全く違うなと感じます。
海外大学でコンピューターサイエンスを専攻しようかなと考えている方の参考に、少しでもなれたら幸いです。

それでは、また😊


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