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20代男性、約300万円の負債完済

こんにちは!
キャリアコンサルタントの"ななまる"です!

最近は朝活にハマっています。
普段は5時30分アラーム6時30分起きですが、朝活では5時アラーム5時起きにチャレンジ中です。まだまだ修行中ですが、起きれて自分時間を満喫できた一日は充実感があります。少しずつ成功体験を増やしていきたいと思います。

さて、今回はお金についてのnoteです。
先日、奨学金返済及び国民年金追納が完了いたしましたので、それまでの道のりについて書いていきます。
社会人の最初にやってくるお金の壁、何かしら力になれたら幸いです。
それでは、よろしくお願いいたします。



社会人スタート:約300万円の負債を抱える

【奨学金:240万円】
大学生活を謳歌する傍ら、頭の片隅にあった奨学金の存在。
しかし、在学中は奨学金返済に対する実感はありませんでした。
大学主催の奨学金に関する説明会は"とりあえず聞いとくか"のスタイル。

私は奨学金を授業料に当てていましたが、実際に自分が介しているわけではなく、入金された口座から自動引落しされていただけだったので、在学中は借りている意識がありませんでした。

借入金額は、在学4年間で月5万円ずつ。合計で240万円を借りていました。
返済は15年間・計180回の分割払いを選択しました。

(第一種には受からず第二種で利息あり。高校時代の内申点が足りず断念笑。)

【国民年金保険料:40万円〜】
20歳になった時に加入することになる国民年金。
恥ずかしながら、当時の私は20歳になると年金保険料を支払う必要があることを知りませんでした。大学時代は一人暮らしをしており、年金のお知らせは実家に送られ、親が「学生納付特例の手続き」を済ませていたようです。
たとえ、私宛に届いたとしても、毎月の保険料を支払うと生活が厳しくなるため同じ選択をしていたと思います。

国民年金保険料の支払いは20歳になった月からが対象となります。
私は学生納付特例を利用して「2年間+誕生月〜その年度の3月まで」を猶予しました。保険料は月当たり16,500円前後になるため、2年間で約40万円。それに+アルファの金額がついてきます。
(私の誕生月を伏せたいので具体的数字は出さないようにしています🙏)

【親から借りたお金:10万円〜】
あまり覚えていないのですが、親への未払金もありました。
スポーツ道具が5万円。自動車保険が5万円程度で計10万円。
他にもあったかもしれませんが思い出せないです。


貯金は10万円・転がり込んだ車

大学卒業した段階では貯金は10万円程度だったと思います。
在学時代はバイトで平均月8万円前後で稼いでいましたが、就職活動に投資して一気に減りました。

大学4年生の時は、当時付き合っていた彼女と卒業旅行に行くためにお金を貯めていました。また、「自分の力で生きていくこと」を目標に掲げ、携帯電話の利用料を自分で支払うようにしたのもこの時期だったと思います。

そのため、いざ社会人になった時は貯金10万円でした。
ただ、私が幸運だったのは車を買ってもらえたことです。社会人になる祝いとして親からプレゼントしてもらいました。


パチンコにハマる

一番最初に行ったことは意外にもパチンコでした。
大学時代にアルバイトの先輩に連れて行かされた初めてのパチンコ。私自身は負けたのですが一緒に来ていた同期は勝っていました。その画面を見ていて演出が面白いなと感じていました。
こうなると私も当てて演出が見たいと欲が出てきます。ただ、スロットの仕方がどうも分からなかったので、簡単なパチンコをすることにしました。それから大学時代はちょこちょこ行っていました。

社会人になり在学中バイト戦士だった私は、休日が一気に暇になりました。
そのため、"スリルを味わいたいな"と思い、パチンコへ。

「CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア」という機種を永遠に打っていました。
この機種は、振れ幅が大きくハマれば万発も出ます。
演出も神です(個人的意見)。
アニメは途中までしか見ていませんが、歌がとても良いです。

しかし、パチンコはしばらくして止めることになります。

理由は「単純に負け続ける」からです。パチンコも安くはありません。
私が主に打っていたのは4パチ(1玉4円換算)でしたが、簡単に1万円が吹き飛びます。シンフォギアは「1/199.8」もしくは「1/99.9」の確率で当たる台でしたが、これがなかなか当たりません。パチンコ大当たり確率計算機を活用しながら、お金と回転数を考慮して台に座っていましたが、私は大体勝てませんでした。
あまりにも当たらないことが多いので、累計の当たらない確率を計算したら「1/4,000」になりました。計算した後に、"俺って運悪かったわ"と思ってスパッとパチンコは止めました。(シンフォギアの歌は今でも聴いています)


節約貯金Youtuberとの出会い

奨学金の返済が社会人1年目の10月からスタートし、いよいよお金のことを意識し始めました。毎月の返済が13,483円、それが15年続くとなると先が遠すぎて恐ろしいものです。そんな不安を抱えながら過ごしていました。

最初は、
パチンコで負けた後に節約貯金のYoutubeを見るという自戒ルーティーンから始まりました。Youtubeを勉学に使い始めたのはこのあたりからです。

ここで、
「収入を上げることだけが全てではない。収入が高くなくても節約して支出を抑えることでお金を貯めることが出来る。」ということを知りました。

そして、
節約貯金Youtuberの方々が口を揃えて仰っているのが『奨学金は借金』ということ。確かに名前こそカッコいいですが、奨学金は返済しないといけない借金です。この発言を聴いて、借金抱えている状況からどうにか解放されたいと思うようになりました。
ここからお金を貯めるために勉強と実践を繰り返し行いました。
(節約貯金Youtuberについては『自立』回へ記載)


実践①:目的ごとに銀行口座を分ける

最初に行ったことは、目的ごとにお金を預ける銀行口座を分けることです。
1つの口座にまとまっている時は、引き落としも大きな支出も全て同一口座となり、「将来への備え」や「何かあった時にパッと出せるお金」がどれぐらいあるかを把握することが出来ません。

私は以下のように銀行口座を分けるようにしました。

・地方銀行A① →毎月のやりくりをする口座。給与振込口座
・地方銀行A② →引き落とし口座
・地方銀行B  →旅の資金を入れる口座
・楽天銀行        →クレジットカード引落し口座。楽天証券での運用。
・SBI銀行      →貯蓄・大きな支出用の口座。SBI証券での運用。

更に、先取り貯金を心がけるようにしました。
地方銀行A①に給与振込がされるため、あらかじめ使わないように他の口座へ振込振替を行い、残ったお金で生活していくという方法です。こちらを行うことにより、自動的にお金が貯まる流れを作り出すことが出来ます。


実践②:家計簿を付ける

多くの節約貯金Youtuber・本・FPの方々が仰っていることですが、お金を貯めるにあたって大事になることは家計簿を付けることです。
大学時代は毎月の収支がマイナスになることはあまりなかったのですが、社会人になり大きな出費が重なることでマイナスになることもありました。

そのため、どの項目でお金を使っているのかを家計簿をつけて確認することにしました。

【項目】
食費、消耗品費、家具家電雑貨、交際費、娯楽費、旅費交通費、美容院、美容洋服、医療費、自動車保険、自動車関連、車検代、自動車税、教育費、家賃、水道光熱費、新聞、通信費、生命保険、特殊要因

家計簿を毎月つけていくと、私の場合は「固定費」にお金を多く使っていることが分かりました。毎月決まった金額が引き落としになり、手元に残るお金が少ないことがストレスになっていました。

そこから、主に削減できるものとして「自動車保険」「新聞」「通信費」に注目。

・自動車保険 →保障内容の見直しを行い「月2,000円」削減
・新聞    →紙媒体から電子版へ変更し「月600円」削減
・通信費   →従来プランから格安SIMプランへ変更し「月3,000円」削減

他にも色々ありますが、
支出を削減することで自分が活用できるお金を捻出していました。


実践③:投資を始める

元金が少しずつ貯まってきたタイミングで投資を始めました。
始めるタイミングは人それぞれですが、一般的には「生活防衛資金(給料3ヶ月〜6ヶ月分)」の現金を貯めてから行うのが良いとされています。

最初は「一般口座・特定口座・NISA口座・・・はて??」な私でしたが、勉強して「NISA口座」で投資を始めることにしました。

当時は「一般NISA」と「つみたてNISA」の2種類から選ぶ仕組みでしたが、私は「つみたてNISA」を選択。
毎月3万円、隔月に2万円ずつ投資するように設定して、どうにかお金を捻出して年間40万円を投資に充てていました。

投資信託の銘柄は色々と試しました。
ひふみプラス
ひふみワールド
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)
iFree 日経225インデックス

試した結果、
私は、王道ですが
「eMAXIS Slimシリーズ」に落ち着きました。
長期分散積立で投資をすることを前提においた時に、運用コストが低いのはとても魅力的です。各銘柄ごとに見ても純資産総額が増え続けているものは多いため、体力もスゴくあるのではないかと私は考えています。

私がつみたてNISAで投資をしているときは、コロナ真っ只中でした。投資金額よりも損が出ることもありましたがグッと我慢して、むしろ買い足しをその時期に行って投資を続けました。乗り切った先には経済の回復と共に基準価格も再び上昇していきました。

このまま積み立て続けるか迷いましたが、"一旦負債を無くしてしまいたい思い"の方が強かったので、つみたてNISA分については利益を確定して売却することにしました。この売却益は負債返済に大きく貢献してくれました。

(※投資は必ずしも利益が出るものではなく、自己責任になります)

※注意点
【自己責任原則】
有価証券の取引等の投資は投資者自身の判断と責任において行うべきであるとの考え方のこと。自主規制規則において、投資勧誘に当たっては、顧客に対し、投資は投資者自身の判断と責任において行うべきものであることを理解させることを求めている。

https://www.jsda.or.jp/shijyo/seido/jishukisei/words/0133.html

実践④:各種制度の活用

お金を貯めるにあたり、国や企業の制度も見逃せません。

当時の私は、国家資格キャリアコンサルタントの養成講座を受けるか迷っていました。講座を受講するには数十万円のお金が必要になり、そのお金をどのように捻出するか考えていました。
まずは説明だけでも聞いてみようと思い、養成校の説明を受けた時に「教育訓練給付制度」があることを知りました。

"これだけ軽減されるのであれば投資しよう!"と私は決心しました。
私の人生で1,2を争う程の投資金額でしたが、このような制度を活用すると支出に関する心理的負担が少なくなります。

企業の制度の目玉となるのは、家賃補助や資格合格奨励金などです。

家賃は支出の中でも大きな金額を占めます。
企業の制度で家賃補助がある場合、使わない手はないと思います。
(私は独身なので旨味が少ないですが)。

私が良く活用しているのが資格合格奨励金です。
私が勤めている企業では対象の資格に合格すると奨励金を給付する制度があります。資格の難易度によって異なりますが、受験料程度またはそれ以上の金額をいただけるので、ちょっとした贅沢や資格勉強を頑張ったご褒美を買うようにしてバランスをとっています。
知識や経験を得ることができて、企業からお金もいただけるなんて有難い制度だなと思っています。


実践⑤:「節約・貯金」→「投資」のサイクルを回す

色々なことを試してきて、自分の形を把握することが出来たタイミングで、「投資」の雪だるまを大きくしていくために、各項目の見直しとサイクルを回すことに着手しました。

【節約】
・スーパーのセール日にまとめ買い
・ネットショッピングでの買い物
・サブスクリプションの見直し、乗り換え
・そもそもモノを買わない
・生きていく上で必要なものを把握する
・緊急でない車の移動は基本下道(最近はキツイので高速も使う)

【貯金】
・ポイントを貯める(楽天ポイント・Vポイント)
・100万円修行(Vポイント)
・地域通貨の活用
・本業の年収を上げる

【投資】
・特定口座での投資(楽天証券・SBI証券)
→クレジットカードで積立投資をすることでポイントを獲得
・ポイント投資(楽天ポイント・Vポイント)
→「1ポイント1円」の価値を上げる
・自己投資(本・交流会・旅)
→自分が必要と思ったものにはお金をかける

上記のように、
「節約・貯金」を行うことで生み出したお金を「投資」へ移していく。
そうすることで、お金を貯める・増やすサイクルを回してきました。

※注意点
ここで考える必要があるのは、自分が許容できる「現金」と「投資」の割合を把握しておくことです。「投資」は最悪の場合、金額がゼロになる可能性があります。もしそのようになった場合に、十分に生活できるだけの現金があるかどうかを知っておく必要があります(生活防衛資金)。またゼロまでは行かずとも、短期的に見ればマイナスになることは容易に起こり得ます。ヒトは損をした時の方が感情が強く動くと言われています。私自身は「カウチポテトポートフィリオ」という「リスク資産(投資など)50%・無リスク資産(現金など)50%」の割合を目指して運用をしています。


約300万円の負債完済:これからどうしようか

そんなこんなでお金を貯めて、約300万円全ての負債を完済いたしました。
コロナで自粛せざるを得ない時期もあり、そもそもお金を使う機会に恵まれなかったことも一つの要因としてありますが、お金を貯める流れを作ることが出来たことが一番の要因だと思っています。

負債を無くした瞬間は、少し肩の力が抜けたものの平常心でした。
個人的には"ようやく第1ステップをクリアした"という感覚が強いです。

人生100年時代、老後2,000万円問題が騒がれている中、お金への不安はまだまだ付き纏います。私は結婚願望を持っていますし、恵まれたら子育てもしたいと思っています。お金を貯めておくに越したことはありません。

未来に向けてお金を貯めたい一方、"今の自分を大切にしたい"と思う自分もいます。今の私は良くも悪くも「年収」に関心があまりありません。大切なのは「年収」よりも「賢く貯めること」だと思っているからです。

負債からの縛りは解放されて自由になりました。お金を言い訳に取り組まない選択をするハードルを軽減することが出来ました。

私は現在転職活動中です。少しずつ自分が進みたい方向性が見えてきた感じがしています。しかし、その道に進むとほぼ確実に年収は下がります。
結婚はもう少し先になりそうな予感がしています。それ故、年収ではなく経験を取りに行く、そういうタイミングなのかなと思ったりしています。

自分が求める生活レベルと相談しながら、今後のお金の使い方について考えて実践していけたらなと思っています。

奨学金返済&国民年金保険料追納

最後に
本記事をご覧いただきありがとうございました!
これから「お金」というテーマでも発信をしていきたいと思います。

「お金」と「キャリア」は密接に関係し合っています。
今は私の体験経験談が中心ですが、何か1つでもためになることが書けていたのであれば嬉しいです。

結構マニアックなことも書いてみました笑。
また別記事でお会いしましょう😊

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