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作家さんサポートメニュー始めました。

作家さんひとりひとりに寄り添ったサポートをモットーに、無理のない活動を支援していく事を目的としたサポートメニューを始めます。 まず今年は9月〜年内募集の0期生として10名を受付させて頂きます。半年を原則期間としたメニューとなっております。(1期生の募集は3月〜です。) 0期生には特別仕様として、サポート料の減額、交流会での特典、他、強力サポートを実施していきます! 基本としては月2回(1回約2時間)の対面orオンラインでのカウンセリングと活動に関するディレクション。 計画

    • 遊び。

      時々、じいちゃんばあちゃんの苗字を語る そんな遊びをする 生前一緒に来たお蕎麦屋さんで 「お名前と人数をお書き下さい。」の記入のとき もうこの世にいない その人の痕跡を置いてみる 順番が来て 名前を呼ばれる 「はい。」と応える。 どうしようもない寂しさに襲われて それと同じくらいの嬉しさが込み上げて また私は この遊びを繰り返す 日々の活動からも 現状の婚姻制度や女性が結婚の際に苗字を 強制的に変えなくてはならない事に あれこれと思うことだらけ。

      • 幸せの種。

        20代の頃、就職した会社で。 スタートの1ヶ月で与えられていた個人予算の400%売上を作った。 それで天狗になった私の鼻を、しっかり折ってくれた先輩がいた。 根性論かと言うとそうじゃないと思う。確かに必死にしがみついて仕事を教えて貰った。強く浴びせられた言葉は、私の素質にかけてくれたからだと今でも色褪せない。 あの時間、あの経験があったからこそいまも生きられてる。感謝でしかない。 生易しさなど微塵もなく、厳しい世界だった。 接客や小売業の基礎を築いたのは、いま生き

        • 小さい声で。

          必死に汗かく若者もいる。 ものづくりや手仕事に多くの時間を費やす そんな作家、芸術家もいる。 理不尽な社会の端っこで、 人影無い冥闇の路地で、 明日も頑張ろう。 そう小さい声で口に出してみたり、 あの人の笑顔に励まされたな、と 小さな幸せを見つけ また次の朝を迎える。 そういうコツコツと音が聞こえる 気付かずに流してしまえるような 生きる。 それは年齢に起因するものでもないし 根性論でもない。 霞を喰って生きる人生も勝手。 本質を知らず死んでいくのも人生。 努

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        作家さんサポートメニュー始めました。

          いつか何かにまとまる話し。2

          「あなたは乱暴者だよ。」 テキパキとリズミカルに動きながら、ふと私の席のまえでピタッと止まり、 まるで劇中のセリフのようにマスターは言った。 間髪入れずに、こんな事言っても良いかな。聞いてくれるのかな。と、またリズムに戻りカウンター内を片付けながら呟く。 この人柄と一本筋の通った熱い男の、それであってなんとしなやかな生き様だろうかと胸は熱くなる。 運河保存運動に関わり、その後も小樽の街に多大なる影響を及ぼし続ける男が此処に居る。 叫児楼。 私は自分の感情など他所に、

          いつか何かにまとまる話し。2

          いつか何かにまとまる話。1

          何はともあれ、そういう時は掃除をすること。 ごちゃごちゃとした頭のまま、ただただ手を動かす。 騒がしさがピークを迎えようとしている。 そんな事をゆっくりゆっくり俯瞰して。 自分の頭の中をまるでこの目で見ている様な。 騒がしさだけがこんがらがって、どこかの荒野を転がる 干し草の様に風に吹かれて。どんどん転がり遠くへ行く。あれよあれよとあれあれよ。 いつの間にかもう、見えなくなってしまった。 ちなみに、転がる干し草は名前はあるのかと調べてみた。 「タンブルウィード

          いつか何かにまとまる話。1

          小樽プライド2023スピーチ用原稿①

          第4回小樽プライド2023、本日お集まり頂きありがとうございます。また、パレードの開催に心を届けて下さったみなさん、自身の立場から小樽プライド委員会に志しを預けて下さったみなさん、誠にありがとうございます。 小樽プライド委員会 共同代表、金澤奈々です。 私は生まれた時からジェンダーフルイドという、 性アイデンティティを自認している性的マイノリティーです。 隣にいるのは、私のパートナーであり 小樽プライド委員会メンバーのあかねさんです。 私から、日本中、世界中のみなさん、ひと

          小樽プライド2023スピーチ用原稿①

          小樽プライド2023スピーチ

          2023.6.25開催されました、小樽プライド2023の開会式にて、実行委員会委員長と小樽市市長の迫さん、アメリカ領事館マークさんと一緒にスピーチをさせて頂きました。大変光栄な時間を持つことが出来、皆様には感謝厚く申し上げます。その際のスピーチ原稿の元になった原案をここに記します。 … 第4回小樽プライド2023、本日お集まり頂きありがとうございます。また、パレードの開催に心を届けて下さったみなさん、自身の立場から小樽プライド委員会に志しを預けて下さったみなさん、誠にあり

          小樽プライド2023スピーチ

          EGOIST

          ※始めに。ネタバレの可能性もある内容となっています。まだ映画を観ていない方や内容を知りたくない方はご遠慮下さい。 …喉から手が出る程に、心の奥底から欲しいモノに出逢ってしまったら、人はどうするだろう。 観終わった後も、自分の感情とリンクする部分が多くあった。それは私が性的マイノリティーだから、それだけではないと思う。 人が人に出逢い、感情を揺さぶられ、どうしようもなくなり恋に堕ちていく。そしてその道すがら、日常はお構いなしに過ぎて行く。 人といても孤独を拭いきれず、そ

          ボヘミアンとかジプシーとかそういう話。

          昨晩、実の母方の私の祖母の話をちらりとする場面になって。祖母自身の話はここでは詳しく出来ないのだけど、以下はいたであろう祖父の話しである。 祖父だから、つまり私の実母の父である。 その人は誰なのか、誰も知らない。 ドサ回りの市座の座長。 聞かされているのはそれだけ。 名前やどこでどう生きていつ死んだのかも 何も知らない。 ジプシーとかなんとか言えばカッコつくのか 知らないが。 祖母との間柄を昭和の言い方で言うと言わばゆきずりとでも言うんだろうか。 市座が去って

          ボヘミアンとかジプシーとかそういう話。

          小樽中央市場での出店。

          2022-2023冬季の船見坂ガレージでの車庫内営業を 船見坂繋がりのある小樽中央市場内で行っています。 これまた船見坂仲間のサカノマチ喫茶室さんにお声掛けし、合同営業をしてきましたが、 まだまだ周知のされていない小さな店舗…大人から子ども、どんな人も気軽に立ち寄ってもらえるお店になるために試行錯誤の日々です。 さらにスペースの充実のため、普段から小樽プライド委員会での活動でも共にしている、花園にある古書店、博信堂さんにお声掛けをし2月より店舗内に古本を置いて頂きました。

          小樽中央市場での出店。

          小樽へ帰ってきた。

          昨日まで居た一軒家は、プライドの活動で知り合ったK氏のご実家。「売れるまで居ていいよー!」3年近く売れていなかったので、売れたら良いんだけど。 じゃあ。なんつって。 小樽市内でも、駅前と小樽水族館のある祝津や塩谷、海岸線と奥沢、天神、天狗山では全く景色も違う。 海と街と山と、自然と人々の生活に地域性があって。 オタモイに住んでみよう。お試しで。 そんな気持ちでもあったけど、意外なスピードで なんと、売れたのである。家が。 良かったね!の第一声から、じゃあ次どうしようか

          小樽へ帰ってきた。

          本音を言うところはここだったかな。

          本音を言えば自分の事だけ考えて生きているのが楽なことも知ってる。パートナーと自分、2人だけの時間が大切で、それを軸にして生きたいのは本音だ。 だって誰も私たちの人生に責任を取ってはくれない。 思ってるように生きたいと思うことも叶えてはくれない。 じゃあなんのために。 わざわざ傷付きに前に出て痛みに耐えて、パーソナルなことまで話し、またかというような質問に答えるのは何故か。 私たちは笑っているだろうか。 理不尽さに耐えて 社会に期待もせずに 未来なんて描けず

          本音を言うところはここだったかな。

          女性装パーティーを催しました。

          2022年のクリスマスに性的マイノリティーの当事者さんと交流出来ないかな…ということを個人的に考えていて。 でも、マイノリティーの方々とは小樽プライド委員会を通じて交流をしたり、LGBTQカフェ(勉強会)で一緒に勉強したりと今後も行っていくことをふまえて、どんな会を行いたいのかあれこれ悩んでいた。 どんな事がしたくてクリスマスパーティーをしたいんだろう… 考えがまとまらないまま、ある方の顔がふっと浮かんで。思うままにメッセージをしてみた。 きっと私は性的マイノリティーの

          女性装パーティーを催しました。

          『店名はまだない。』vol.1

          2022年12月1日〜2023年3月末まで、小樽中央市場 第3棟(国道5号線から海を向いて真ん中の棟)の 真ん中あたり。サカノマチ喫茶室運営のツグミさんと 私プチジャルダン船見坂Nanaと共同ポップアップショップをOPENしております。 営業時間は10時から5時 定休日は水曜日、日曜と祝日 (他、小樽中央市場の休みに準ずる) サカノマチ喫茶室は冬期営業につき予約や短縮営業で 冬を乗り切る形です。 当店プチジャルダン船見坂、ガレージ店は2023年4月1日に再開です。昨年は

          『店名はまだない。』vol.1

          面白くなきこの世を面白く。3

          「朝ごはんはいつも和食なんだ。」そう言った 社会的な地位もある一般男性に、は?と思った。 寒気までではないのは、事実をはっきりさせなかった 私が大人だからかもしれない。 事実をはっきりさせたら即嫌いになれる。 米は研いでいるのか? 食器は用意しているか? 箸は?お茶は? 片付けは? 悪いが自分の飯を自分で用意するスタンスのない人間の朝ごはんが何であるか、私は一切興味はない。 気があるのか、無いのか。そこが問題だ。 誰かに用意されて当然と思うなら、ぜひ私と口を聞いて

          面白くなきこの世を面白く。3