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応援して良かった。
こんにちは、Nanaです。
先日、HKT48有志メンバーによる「#劇はじ」(HKT48、劇団はじめます。)というプロジェクトの作品の初演を観ました。
※ネタバレ無しです!安心して読んでください!
https://no.meets.ltd/hkt48/
HKT48といういちアイドルが、役者はもちろん、脚本から演出、音響や宣伝広報までメンバー自身で行うプロジェクトです。
ミュン密による「水色アルタイル」とごりらぐみによる「不本意アンロック」の二作が上演されています。
2月20日に幕開けし、この後は2月27・28日に上演されます。
初演を観て、
「HKT48を応援していて本当に良かった。
このグループを応援していることを誇りに思う。」
というのが一番の感想です。
正直、いくら大好きな人たちとは言え、
というか大好きだからこそ
みんながみんな演劇に携わったことがあるわけではないし携わりたいとすら思っていない人もいることをよく知っているし、
アイドルとして昔より時間があるとは言ってもSNSとか配信とか頑張っていることをよく知っているので、
クオリティを疑問視していました。
上演までのSNSやYouTubeでの発信の内容から
本当にメンバー自身の手によってすべてが作られていることをわかっていたので。
アイドルってHKT48って素晴らしいんだよ、
そう思っていたけど”カリスマ”の存在がない中でみんなで本業とは違うものを作り上げることへまっすぐ期待を寄せることはできずにいました。
(私の個人的経験として高校時代に映像作品や音声作品を作ったことがあったので、難しさをよく知っているというのもあります。ドラマ作るってすごく楽しいけど大変なんですよ。佳境に入ると勉強おろそかになってました…笑)
メンバーの生活が劇はじ中心になっていっているのはSNS等で感じつつも、劇場公演やオンラインお話会といった(コロナ禍で形式は変容しているけど)従来のHKT48としてのお仕事やラジオなどの個人仕事もきちんと行っていることがわかっていたので、「いやいや同時並行でそんな出来ないでしょ」と思っていました。
…下げすぎちゃってごめんなさい。笑
でもその反面、HKT48に才能がある子がたくさんいること、演劇関係の経験があるメンバーもいること、自己プロデュース能力が高いメンバーがいること、みんなが努力できること、チャンスをものにしたいと思っていること、「変わりたい」「変えたい」という意志、、、なども知っていたので、どうにか上手くいってほしい。
いろんな人にこのプロジェクトを見てもらいたい。
と強く思っていました。
いざ初日。
まず、推しが頑張って0から作り上げたものがカタチになるのだ、という事実がうれしくてたまりませんでした。まるで小学生が初めて憧れのテーマパークに連れていかれるように、ワクワクドキドキしました。
本当にHKT48が作ったものを目にすることができるのだ、と。
実は、私は学生でお金がないので千秋楽のチケットしか用意していなかったのですが、SNSを見ていて、胸がざわざわし当日上演30分前に駆け込みで購入しました。駆け込みで買えるのもオンライン演劇ならではで良いですよね。
まず初めに観たのは石安伊脚本・田島芽瑠演出・石橋颯主演(他のメンバーの名前端折ってごめんなさい)ミュン密の「水色アルタイル」です。
感動。
さわやかでシンプルに自分の好みの作品だったというのもありますが、
これはアイドルのクオリティじゃないぞと。
細部までこだわっているのがわかるし、
でもそのこだわりを見せびらかすのではなく感じさせない自然さを大切にしているのがわかる。すごい。
アイドルのクオリティではないけど、これはアイドルじゃないと作れない作品だ、と。HKT48として経験を積んできたからこそ、今を生きるアイドルだからこそ作れるものだな、と感じました。
さわやかな作品が好きな人、アイドルが好きな人、「オンライン演劇」が好きな人、に特におすすめです。
劇団ノーミーツ旗揚げ公演「門外不出モラトリアム」が好きな人は好きだと思います!
続いて、豊永阿紀脚本・下野由貴演出・堺萌香主演(他のメンバーごめんね)ごりらぐみの「不本意アンロック」です。
感動。(2回目)
こっちは脚本の阿紀ちゃんらしい、伏線たくさん、言葉遊びが面白い、だけどメッセージ性のある「小説」みたいな作品でした。
正直、こっちの本は良いんだろうなと最初から思っていたのですが、それを実現していく周りのスタッフ(メンバーだけど)や役者が上手いなと。映像としての仕掛けも面白いし、やっぱりアイドルのレベルにとどまらないぞ、と。
何回も見たくなる作り方がうますぎる!!
「小説」が好きな人、考えることが好きな人、内向的な人におすすめしたい作品でした!
文系、というか人文系の人間は好きだと思う。(勝手な意見)
ネタバレないのにめちゃめちゃ長くなってしまいました。
まだ見ていない方はぜひ!今週末、できれば一度土曜日に観てください!
きっともう一度観たくなるので、千秋楽ではない公演を観ることをお勧めします!
私も土曜日のチケットも買うかお財布と相談しています笑
最後にもう一つだけ触れておきたいことが。
この劇はじというプロジェクトは、HKT48の運営や劇団ノーミーツが持ってきた仕事ではありますが、きっかけを作ったのはメンバー自身であるということ。
劇団ノーミーツの初となる長編作品「門外不出モラトリアム」のオーディションをHKT48メンバーの田島芽瑠ちゃんが自分で見つけて、マネージャーに相談して受けて、見事切符をつかんだことから、HKT48と劇団ノーミーツの関係は生まれました。
芽瑠はもともと(持っているものというよりは、アイドルとして生きる中で身につけていったものですが)自己プロデュースが上手なうえ、好奇心と行動力がとてもあるので、劇団ノーミーツやオンライン演劇との相性がとても良かったんです。
そんな芽瑠の姿を見て、アイドルの、HKT48の可能性を感じてくれた劇団ノーミーツさんが劇はじのプロジェクトを持ってきてくれました。
こんなところからメンバー自身で行っているプロジェクトです。
HKT48って素晴らしい。
HKT48を応援して良かった。
みんな大好きありがとう!
長くなってしまいましたが、ぜひご覧ください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
Nana
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