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人生捨てたもんじゃない

こんばんは☆nanaです♪
月日が経つのは早いもので今日から10月スタートです。

今日は以前にも書かせて頂いた私の持病であるパニック障害について書かせて頂きます。

「パニック障害?って何?」
始めてそう言葉にしたのは紛れもなく本人である私でした。
その言葉を初めて発したのは20代半ばの頃、特別養護老人ホームにて介護士として勤務していた頃でした。
やはり不規則勤務で体はかなり疲れており、プライベートも色々と問題を抱えておりました。

初めて症状が出たのは、ある日、同僚と飲みにいく事になりいつも通り特急の電車に乗っていた時です。
突然、目眩がし、呼吸も荒くなり、手足の震え、脈の異常な速さ、冷や汗、とにかくすぐに電車から降りたい衝動に襲われたのです…。次の駅で降りようと思っていても中々到着せず、駅に着くまでの時間がとても長く感じたのを今でも覚えています。とても苦しかったです。
そして、ようやく、駅に着き急いで電車を降りホームに出た所、安心したのか一瞬意識が遠くなりホームの壁に頭をぶつけて、額を出血しました。

あまりに突然の出来事で何がなんだか分からない恐怖に直面し、そして何事もなかった様に時間と共におさまっていく発作…
足早にホームを歩く人たちに紛れて呆然と立ち尽くした自分が居たこと今でも鮮明に覚えております。
それはとても晴れた日のことでした。

ここが丁度、私のこれまでの自分とのお別れ、そして新しい自分との出会いの地点だったように思います。

ここからが、パニック障害と共に歩む自分との始まりでした。

はじめは絶対にどこか体が悪いんだ!心臓かな?など思っていましたが、結局は医師から『パニック障害』と診断されました。
その後、どんどん症状は悪化し、一番悪かった頃で電車はもちろん、車に乗っても、エレベーターに乗っても、道を歩いていても、お風呂に入っても、電話で話しても、スーパーのレジに並んでいても…何をしても発作ばかりの日々でした。歯医者や美容院などにも行けませんでした…。
そして、常に死ぬんじゃないか?という恐怖がつきまとうのです。
常に死と隣り合わせのような感覚でした。

それまで自由気ままに生きていた私。

その自由が制限されてしまいました。

思いは、あそこに行かなきゃ、あれをしなきゃ、確かに色々と思いはずっと溢れるのに、体が発作として常に現れ自分の意思に反して行動をストップさせます。
完全に1人では生きていけなくなりました。

『なぜだろう…
何でこうなったんだろう…
もう私の人生はこのままなのかな…
悔しい…
もう立てない…
このままずっと会いたい人にも自分から会いに行けないの?…』

色々な想いは
ただ涙へと変わるばかりの日々でした。

パニック障害によって失ったものは当時の私には大きすぎて受け入れられませんでした。

時は流れ、客観的に自分自身と見つめなおした時期がありました。

確かに失ったことは沢山ありました。

しかし、そのぶん、得たことはこれまでの自分では決して分からなかったこと、今後の人生に必要なことを学んだことに気づいたのです。

救われた気がしました。

『あぁ、やっぱり生きているって無駄な時間なんてないんだ…』

これこそ、以前投稿させて頂いた通り、

失うものがあれば、新たに得るものがある。でした…。

この続きは次回に書かせて頂きたいと思います。  

☆本気で一生懸命生きていきたいから☆  

2016.10.01 nana  

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画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
なるくに様ありがとうございます😊🙏

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