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《最新版》【自己流を極めろ!!】FX手法作りの流れとポイント。
なぜ、この記事を書いたのか?
こんにちは
なんです!!
最近note市場を見ていたんです。
すると、FXを始めてみたけど『分析方法がわからない、、、』という方が多い模様。
ということで、本記事では、そんな方のためにトレード歴6.5年の私が『分析手法の組み立て方』を個人の経験にそってわかりやすく伝えていきたいと思います♪
では行きましょう!!
【大前提】自己流を極めろ!!
はい、ここ重要。
どういうことかと言うと、多くの人は『誰かの手法』とか『ツイッターの予想屋さん』などの他の人から発せられる情報に流されやすいんですね。
FXにおいて勝ち組と負け組は『多数派』と『少数派』とも言い換えられますから、誰かの意見を聞いている時点ですでに負けが決まっていることになる。
つまり、多数派のカモ🦆になっていることになります。
だからこそ、手法を作るときは必ず自分自身で考えること。いわば自己流が求められることになるのです。
YouTubeとかnoteで誇らしげに『勝てる手法!!』と謳っている人は本当に勝っているかもしれません。
でもそれは彼ら自身が自分で作った手法だからなのです。
自分で考えて、自分でトレードして、自分で持っているものだから勝てているんです。
なぜ、こんなにも強く言えるのかというと、私も同じ経験をしているからなんです。
最初の方はにっちもさっちも行きませんから、当然誰かのやり方を頼りたくなってしまう。
すると、SNSではボリンジャーバンドやMAなどを使った必勝法が大量にあるわけです。
全部やりました。見た限りのもの全部ですよ!!
でも無理なんです。
結局、数ヶ月で挫折。でも諦められなくて先ずは勉強と思索から開始しました。
そもそも相場はどうやって動いているのか?
なぜ、勝ち負けの格差がこんなにも広いのか?
市場が大きく動くときはいつなのか?
こういう本質的なところから入っていって、自分だけの手法を形成。
そしてある概念に行き着いたんです。
◉再帰性
そしてようやっと勝てるようになったんですよ。マジで長かった。
ですから、手法形成にはとにもかくにも『自己流』が大事です。
たとえ、皆さんが私の手法を理解したところで絶対に勝てません。
逆に、私が皆さんの手法を真似しても絶対に勝てません。
だからこそ、自分で考えるんです。自分でトレードするんです。
すべてはここに始まります。
-欲しいものではなく、自分自身を手に入れなさい。-
step1.ファンダメンタルを押さえる(最重要)
トレードでもっとも重要なこと。それはファンダメンタルズ分析だと思います。
※ファンダメンタルズっていうのは経済の基礎的条件という意味。経済の動きと解釈してOKです。
なぜなら、長期にわたって市場が動く理由がファンダメンタルズだからです。
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黒線:リーマンショックによるドル安
緑線:バーナンキ〜イエレンの金融引き締め相場
紫線:トランプ相場
赤線:アメリカのQTと日本のQE相場
これは直近長期足(3ヶ月足)のドル円チャートですが、まさにファンダメンタルズによって相場が動いていることが分かると思います。
つまり、『経済の動きがわかれば、それすなわち相場の動きもわかるでしょ。』ということ。
なぜなら、相場は【お金のやり取り=経済の動き】だから。
例:昨日から今日にかけてドル安になった。
→昨日の雇用統計の結果が予想を裏切って悪かった。
→アメリカ経済の停滞が予測されて、ドルが売られる動きになった。
というような感じ。
じゃあ、どうやって経済の動きなんて見ればいいのでしょうか?
それは①経済指標の勉強+②日々のニュースのチェック+③鬼の検索から始まります。
ハッキリ言って最初の段階は勉強and勉強です。
①経済指標の確認(その経済指標が発表されたときに、チャートがどう動いたかを確認。できたら実際にトレード。)
↓
②経済指標の意味を検索。これはGoogleでもなんでもOK。
↓
③実際のチャートの動きと検索した結果を合わせて、経済指標の意味・チャートへの影響をすり寄せ。
↓
④次のトレードに生かす。
※日々ニュースをチェックする場合も全く同じ流れです。
もし、チャートから始めるのが嫌なら、上に記載した『QE』とか『リーマンショック』からでOK。
まず、調べる癖をつけましょう。
あとぶっちゃけますけど、セミナーなんかはいっさい必要ありません。
すべてあなたの努力。やるかやらないかただそれだけなのです。
実際に僕もトレードする上で、経済の動き(なぜ、相場が動くのか?)を重視した結果、勝てるようになりました。
信じてください。ファンダメンタルズはあなたのトレードの世界観を変えますから。
努力に努力を重ねましょう。
※勉強のための媒体をまとめ。全部無料で使えます。
①経済指標のチェック
②日々のニュースのチェック
③鬼の検索
これはGoogleでOK。逆に言うとGoogleしか必要ありません。
✔️各項目のポイント
解説はしましたけど、『まだちょっとわからないかも、、、』という方が多いでしょうから、改めてPDCAを回す上で重視する点をお教えさせていただきます。
①経済指標の勉強
a.種類の特定
まず、経済指標は主に3つに分けることができます。
◉供給系の指標
◉需要系の指標
◉金融政策系の指標
そして、それぞれ以下のように言い換えることができます。
供給=売る側の指標
需要=買う側の指標
金融政策=需要と供給の調節
コロナショックで需要が無くなれば、金融政策で需要を起こす。
政府がお金を撒きすぎて、需給が多くなりすぎたら金融政策を引き締めて安定させる。
まさに、需給と金融政策はシーソーのような関係で経済を安定させています。
そして、安定させるためにお金が出たり入ったりするわけですが、その流れの中でお金の価値が変わってくるということですね。
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つまり、経済指標を見ることはFX市場で戦うための武器を持つことであり、また知識をつけることだと言えるのです。
b.検索で具体的な指標の意味を特定
需要、供給、金融政策で指標を分けただけではトレードはできません。
やはり重要なのはその経済指標の意味を検索で特定することです。
Google、yahoo、ダックダックゴーでもなんでもいいんです。
まず、その指標の意味を特定しないと何も始まりません。
例えば、PCEと言われて、すぐにどんな指標が思い浮かばないと、それが需要系の指標でFRBが金融政策を決定するときの指標にしてること、
発表後には平均して20〜30pipsほどの変動幅を持ち、食品とエネルギーを除いた物価指数であることなどなど、、、
こういうミクロな情報がわからないんですね。
だからこそ、検索が必須である。わからなければ絶対に調べなければなりません。
c.指標の意味とチャートの動きをつなぎ合わせる
意味を調べるだけではトレード出来ません。
やはりその経済指標が発表されたときにチャートがどう動いたかが重要です。
つまり、学びの最後に、指標の意味(発表された結果)とチャートの動きをすり合わせしなければなりません。
例えば、CPIの発表があって、ドル円チャートは上昇した。
この結果を見たときに私はこう考えるようにしています。
なんで?
↓
それはCPIが予想を上回って高い結果だったから。
↓
CPIは物価指数という意味。結果が高かったということは物価が上がるということを意味している。
↓
物価が上がるということは、中央銀行が金利を上げる義務が出てくる。
↓
よって、ドルが上昇したと考えられる。
考える際のポイントとしては、
①中央銀行中心で考えること。
②マーケットが予測で動いていることを認識すること。
になります。
『考えて!!』と言っても、そんな難しいことはありません。
◉『この指標が動けば中央銀行はどうしなければならなくなるんだろう?』
と考えるのです。
そして、マーケットは予測で動いていることを把握する。
常に一歩先を見ることを意識しなければなりません。
まあでも、まずは予測の感覚を意識するよりも、中央銀行中心主義を取り入れるのが先です。
予測力はあとでついてきますから安心してください。
まずは勉強を超意識です!!
②日々のニュースのチェック
日々のニュースというと、「どこで見たらいいの?」と言う方もいらっしゃるでしょうから、おすすめの媒体を紹介。
◉ブルームバーグ
◉ロイター
◉日経
毎日の朝に、これらの媒体で「今日の相場・世界情勢のだいたいの雰囲気」を掴むだけで結構です。というか、それだけで上出来ですね。
でも忘れてはならないのが検索です。
①と②の段階は、実際にトレードするだけでなく用語を知るためにも存在しますから、意識すべきは「わからない用語はすぐ検索」です!!
そして、ファンダメンタルトレードの醍醐味でもあるニュースを使ったトレードもしっかり押さえておくべきでしょう。
例えば、ボリスジョンソン氏の当選時。
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当時、2019年はeuの離脱が議論されており、離脱推進派のボリスジョンソン氏が宰相に決まればほぼ離脱は確定だと思われていました。
そして、実際にジョンソン氏が当選した結果、ポンド円は短期で見ても約200〜300pipsもの下落が起きたのです。
当選のニュースはすぐに発信されましたから、情報をいち早く掴んでいた人は多くの利益をものにできていたはず。
このようなニューストレードをするためにアプリの通知はアリに設定しておいてくださいね。
ニュースが発信されてすぐにチャートは動き出しますから、情報はすぐに掴まないといけません。
逆に言ってしまえば、通知をアリに設定しておけば重大な情報もすぐに、無理で手に入るのです。トレーダーにマジ必須。
①
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101556971/picture_pc_714d3c2a0d47f022823c150fbe9e6313.png?width=1200)
②
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/101557051/picture_pc_2ea75874b81c8f7e7a90f3b0b4eecc9a.png?width=1200)
③鬼の検索
ここで重要なのは、調べて「ああ~なるほど、、、勉強になったな。」というよりも「多くの人たちはこう考えているんだな、、、じゃあこうなったらみんなびっくりするだろうな。」という感覚です。
例えば、先日の私のツイート。
今日はECB。バークレイズの予測としては①20%で金利据え置き②20%で0.5bpの利上げ③60%で0.25bpの利上げとなっている。
— なん@大学生トレーダー (@nan_trader) March 16, 2023
確率的には①と②がサプライズということになるだろうが、正直どうなるかはわからない。実際に発表された時の方向感が大きいのではないか?#ECB#クレディスイス#金融不安
※サプライズっていうのは低確率で起こることという意味。
覚えておいたほうがいいのは、ここでの検索はマーケットの心理を知るための検索だということ。
なにかを覚えたりとか、用語を調べるための検索ではないことを注意しておいてください。
そういう風に勘違いすると負けますから。
「戦略作りのための検索」を心掛けてください。
✔️Google advancedの紹介。
これGoogleの付属機能なんですけど、あんまり知っている人がいない。
使えるので一応乗っけておきます。
✓ファンダメンタルトレードの総まとめと実例
一度、ここでまとめましょう。
ファンダトレードの種類は2種類ありましたよね。
◎経済指標を使ったトレード
◎ニュースを使ったトレード
ニュースを使ったトレードは、ブレグジットがわかりやすいですよね。EU離脱が決定されたことにより、イギリスの信用が低落する予測によりポンドが下落。
流れに乗ることが出来れば一撃で200pipsは取ることが出来たでしょう。
ついでに、日経のアプリを入れてればすぐに情報が飛んできていたので、その場でトレードできましたよね。
ああ、ついでにこういうニューストレードはスマホでいいと思います。テクニカルを見る必要もありませんからね。
流れに飛び乗る。これ一本です。
次に経済指標を使ったトレードについて具体例をお教えしていきます。
例を出す。と言ってもそんな大した話じゃないのでご安心を。
指標トレードはたぶん→裏切り→ビックリの流れの中で利益を出すことだと押さえておけば十分です。
例えば、このツイート。
次のFOMCでは0.25%の利上げが予測されています。0.5bpはおそらくないでしょうから、サプライズはやはり金利据え置きかと。#FOMC#ドル円#利上げ pic.twitter.com/VqwZLPrtkU
— なん@大学生トレーダー (@nan_trader) March 17, 2023
23年3/21に行われたFOMC(アメリカの政策金利を決める会合)において事前予測が0.25%の利上げだったんですね。(本当に利上げしたとすればドルが上がる。)
でも、『利上げしないかも、、、』という情報も事前に出ていました。(こういう情報を知るために情報検索が必須だと言ったのです。)
現時点ではFOMCに対して0.25bp利上げが70%、金利据え置きが30%みたい。
— なん@大学生トレーダー (@nan_trader) March 17, 2023
ただ、さまざまなメディア・市場関係者でも意見が分かれているみたいです。#FOMC#金利据え置き
つまり、もし事前予測を裏切って利上げしなかったとすれば、市場は『いやせんのかい!!』ってビックリしますよね。
この『ビックリ』が指標トレードでは重要なんです。予想の裏切りですね。
本来、『利上げかも。』と思われていて相場が上がっていたのに、それが裏切られて『やっぱ利上げしません!!』なんてことになったら、
もともとドルを買っていた人は『あ、これヤベェ。』となって一気にドルを売る流れになるでしょう。
我々はここに便乗すればいいのです。
重要なので、もう一度言いますよ。
指標トレードは、たぶん→裏切り→ビックリの流れの中で取引することを言います。
逆に言えば、たぶん→裏切り→ビックリが起きないところでは取引しなくていいのです。
◉たぶんがない場合
→そもそも市場が注目していない指標。
◉裏切りがない場合
→市場の予想通りの結果が出た。
◉ビックリがない場合
→相場があまり動いていない。(ここでビックリするだろうな、、、と思っていても実際にビックリしなければ意味がありません。動いてから波乗りしましょう。)
情報検索・思考をして、自分ができるところ、自分が取れるところ、自分がわかるところしか取引しない。
初学者の方ほど、ここに気をつけましょう。
いきなり全部の指標に手を出すとか、そんなのプロのトレーダーでも不可能ですからね。
『利益を出せるだろう。』と確信を持てるところ『だけで』取引するのが重要です。
step2.テクニカル分析で手法を固くする。
ぶっちゃけここが一番難しい。
◉移動平均線
◉ボリンジャーバンド
◉RSI
◉水平線
◉フィボナッチ
などなど、、、
テクニカル分析って本当にいろいろ多すぎません?
それに合う合わない以前に合理性が欠けているんじゃないかと思うんですよ。
というのも、テクニカル分析って『過去のローソク足の平均』なんですよね。
『過去の』って、つまり今のローソク足には対応していないんですよ。
だから、急な変動を読むことができない。
よって、急な変動を見るファンダメンタル分析の方法の後にテクニカルを置いたわけです。
ただ逆言えば、過去のローソクを織り込んだものがテクニカルなので、どこが損切りのターニングポイントになるのか。
もしくは、ファンダメンタルズの補助としてテクニカルを使うのは合理的でしょう。
じゃあ、ポイントは?
それは以下の点に要約できると思います。
◉相場の区切りがわかりやすい指標。
沢山あると思います。
◉水平線
◉フィボナッチ
◉ピボット
◉100〜200日移動平均線
などなど、、、
でも、ここに関してはファンダメンタルズ取引を行っていく上で、実際にいろいろ手を出してみて自分に合うと思うものを選べばいいのです。
テクニカルに関しても、やはり気をつけるべきは『自己流』です。
step3.PDCAを回し続ける
テクニカルとファンダメンタルズ手法の作り方を見てきたわけですが、もっとも重要なのは『継続』です。
毎日、ニュース・経済指標をチェックし、チャートにテクニカル分析して、得た結果を知識にする。
その際に
1.なぜ、成功・失敗したのか?
2.なぜ、このニュースで相場が動くのか?
3.得た結果を次にどう活かせばいいのか?
などの問題を考えて、自分なりに答えを出し、うまくいくまで前に進んでいく。
このサイクルをやり切ることがFXで勝てるようになるための方法であり、もっとも効率的な手法の作り方であることは言うまでもないでしょう。
ついでに、トレードするときは実際の取引を行った方がいいです。
デモトレードではどうしても資金が掛かっていないので緊張感がなく、ガチトレード特有のスプレットなんかもありませんから。
とにかく継続、継続です。
まとめ
step1.ファンダメンタル分析を鍛える
step2.テクニカル分析を学ぶ
step3.継続する
ルーティンとしてはめちゃくちゃ単純ですけど、実際これを毎日やると大変だと分かります。
でも、逆に言えばこれをこなすことができればトレードでは勝てるのです。
1に努力、2に努力。そして3に努力。