ビジネスマナーとジェンダーについて
私はこの春大学を卒業し、ペーペーの新入社員となった。
先日ビジネスマナー研修を受けたのだが、その研修レポートで書ききれなかった感想をここに書きたい。
まず身の上話からすると、私は女である。身体も、戸籍上も、心も。しかし、「女性らしさ」というものが大嫌いなのである。
ビジネスマナー研修テキストの「身だしなみ」の項目。ここ最近のジェンダーフリーの時代の流れに則ってか、「男性」「女性」という書き方はあえてしていなかった。
そもそも「身だしなみ」と「おしゃれ」は違う。身だしなみは相手のため、おしゃれは自分のためにするものである。では、「ボーイッシュ」「メンズライク」といった類は「おしゃれ」にしか通用しないものなのだろうか。
どのような身だしなみがビジネスに「ふさわしい」かという基準は、相手(ステークホルダーの皆々様方)にOKをもらえるかということらしい。それはつまり、女性は女性らしさを、男性は男性らしさを求められているということの遠回しの表現なのだろうか。
レディーススーツを着たくないのならば、サラリーウーマンを辞めるしかないのかもしれない。
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