中国料理グルメ、エッセイ「食は広州に在り‥‥」第3話「パイナップルパンと鶏の足とチャーシュー(2)」
一口食べてみる。。。
お、お おいしくない。もうもう一口食べてみる。 うーんまずくはないけど、味は薄味で、口の奥の方で、独特のにおい!?味??がする。食べれるけど、好んで食べたくはないかな。といった感じだ。明らかに日本で食べる中華料理の方がおいしい。
もう一口食べる。やはり同じだ。 ほかの料理の骨付き肉とかも食べてみる。同じような味がする。ほかの新しく赴任した人も同じような感じだ。
隣の先輩に「なんか独特の味がしますね!?」と聞くと
先輩は「この味は、八角というスパイスの味付けがしてあって、中国人はこの味が好きなんだよ。確か日本のカップラーメンもこの八角を入れたら売れるようになったみたいだよ」
なるほど。いろいろな国よって味覚は違うことを再確認した。
でも、青菜の炒め物など中には八角の味がしない料理もある。そのような物ばかり食べていた。
次に運ばれたのが、鶏の足である。 5cmくらいの大きさに切られた鳥の足であり、指もはっきりわかるほどである。女性人からは「え!?無理やきもー」と声があがっている。
それは見た先輩たちはにやにやしている。催し物的な感じで準備したのだろう。
青年海外協力隊に行っていた先輩が、
「おいしいよ」と見せびらかすように食べている。食べている人は先輩たちの中でも、20人中5人くらいで少ない。
私も、好奇心が湧いてきたので一口食べてみる。。。
つづく