🐻これで完璧！【自己分析５step】

先日、
M1の後輩くんから就活相談を受けまして。
”自己分析がぬるいっぽいなぁ～”と
感じたし。
本人も「自己分析ムズイっす」的なノリ
だったので。
自身が行った自己分析を、
５ステップにまとめてみました。

それではレッツゴ～

あ。ちょっと待って、
その前に、
目的をハッキリさせましょう。
自己分析の目的としては、
・志望業界・職種を選ぶ
・ESの動機を書きやすくする
・最終判断の軸を定める
あたりかな？と思いますが。
みなさんそれぞれの目的を持って、
自己分析やっていきましょう！

ステップ１：要素をあげていこう

最も重要なステップは、
ステップ２だと思ってます。
ステップ１は２の準備です。
面倒な工程が多いですが。
逆に言えば、作業です。
やれば終わります。
やりましょう。

①自分の特徴をマッピング

HOW TO
アナタの、
得意なこと
好きなこと
苦手なこと
嫌いなこと
性格
能力
将来やりたいこと
実現したいこと
理想の職場環境
目標・夢
などをリストアップして、
マッピングしましょう。
ポストイットに書いて貼るアレのイメージ。
ポストイットは要りません、
グーグルスライドとかでいいです。

ポイント
●一気に書くと、思いつかなかったりするので、
ステップ２～５や、普段の生活で
思いついたら書き足していく感じで。
これを辞書的な。地図的なものにしましょう。
●人は往々にして、好きなことと得意なことや
嫌いな事と苦手な事は被っていることが多いので
リストアップだけで無く、
マッピングすると分かりやすいです。
オススメ。
●カテゴリごとに色分けすると可愛いです。
見た目がかわいいですよ！

②リストにEPをつけていく

EP：エピソード

HOW TO
アナタの、
長所
短所
今までの決断・選択
（高校・大学の志望校・部活
・バイト・研究室などなど）
今まで選択しなったこと（詳細後述）
楽しいと感じる時
後悔していること
大事にしていること
などなどリストアップして、
それぞれにまつわる、
それぞれを裏付けるエピソードを、
書いていってください。
はい、それ、ESの種です。
おめー。

ポイント
●エピソードを書く前に、「なぜ？」と
自問自答しましょう。
なぜ後悔してる？
なぜ楽しいと感じる？
一般的に、人は「なぜ？」を５回繰り返すと
本質に到達すると言われています。
でも５回も考えるのは面倒なので、
大抵の人間はうわべでやりくりしています。
５回自問自答は、まじだりぃので、
しつこく５回「なんで？」って聞いてくれる
壁（後述）を捕まえましょう。
●選ばなかった選択も書きましょう。
例えば「浪人をしなかった」
「一人暮らしをしなかった」
「サークルを辞めた」
「バイトを辞めた」など
やってない方を、やってない理由。
選んでない理由もリストに入れておきましょう
●「思い出せねぇ！」って時は、
”モチベーショングラフ”を書いてみましょう
綺麗に書かなくて良いです。
EPを思い出すためのものです。
手書でバーっとテキトーに書きましょう。
●ちなみに①②のリストから81個選んで、
目的達成ベースでまとめ直したモノが、
大谷のマンダラチャートです。
いえ、マンダラチャートです。
大谷が作成した手法みたいになってて、
本家かわいそうです。
ちなみに本家は、
日本の経営コンサルタントである松村寧雄氏
だそうです。
マツムラのマンダラチャートです。
マツムラさーーん！
マンダラチャートは、
やってもやらなくても、
どっちでも良いと思います。

③診断系もやってみる

MBTIとか、SPIの人間性のテストとか、
適職診断テストとか、
嫌いな人いますよねぇ、
分ります、分ります。

でもね、
自己分析に困ってるなら、
毛嫌いせずに、
使えるものは使ったらええやん。
一旦やってみて、
結果見て、
「あーたしかに！この要素あるかも！」
「この観点、忘れとったわ！」
ってやつだけ抜き出して、
①のマップに足せばええんです。

こういう心理テストがいくら嫌いでも、
占いとか数秘術とか、一律で嫌いでも、
こんなに多くの企業が取り入れてて、
こんなに世の中で流行るんです。
彼ら、ある程度は実力があるわけです。

特に、
大阪の某超高収入メーカーKとか、
理系に大人気な大手メーカーSとか、
私はこの２社しか見てないけど。
この２社は、心理テストの結果を
返却してくれます。
（KはIS中に、Sは本専攻期間に。）
うちの助教が言うには
「Kの診断は結構お金かかる、すごいやつ」
だそうです。
”…ほんなら受けとくか～”
でも、私的には、
「他の診断とそこまで変わらんくね？」
だそうです。
”ほんなら受けんでええか～”
受ける機会があれば、ラッキー！で良いかと。

ステップ２：人と話す

①色んな人と壁打ちする

HOW TO
そこらへんの人に
壁打ちしてもらってください。
ほんでそれを、ステップ１に
還元してください。

ポイント
●色んな人と喋ってください。
つまり、知らないおじさんとか、
そこらへんのおばさんとかとも、
喋るということ。
巣鴨でナンパは不要です。
どっかの会社の人事の人と１on１とか。
知り合いを頼るとか。
（そういうオファー来たりするよね、）
●アナタの壁打ちと、私の壁打ちが、
違う壁だとアレなので、言っておくと、
壁打ちでは、アナタが喋ってくださいね。
脳内の整理をするために壁打ちして下さい。
脳内整理のお喋りの手助けが壁打ち相手です。
壁打ち相手の話を聞いて、ふむふむ。ってのは
それは壁打ちじゃありません。
アナタ８割、壁２割ぐらいの喋り割合で。
壁が喋るのは、質問していくときと、
最後のまとめの感想・コメントだけで良いです。
…これは壁に聞かせないと意味ないですが。
●遠慮せずに、持てる人脈の限りを尽くして、
色んな（特に年上とか、人事経験者とか）人に
壁になってもらいましょう。
使えるコネは使いましょう。

②他己分析を聞いて回る

HOW TO
小学校の友達、中学の友達、
高校の、大学の友達。
親、親戚、研究室の人、先生、など
”私ってどんな性格？”
“どういう仕事してそう？”
”何が得意・苦手なイメージ？”
とか質問してみましょう。
自分の認識との違いについて議論したり
ほんでそれを、ステップ１に
還元してください。

ポイント
●特になし。
楽しくお喋りすると良い。

ステップ３：将来イメージをインプット

これも、ステップ２と同様、
人と話して、新しい観点を手に入れよう系

①ロールモデル・憧れの人を見つける、話をきく

これは、奇跡が起きることが必要なので、
なんとも難しいんですが。
生きてると、稀に、
「この人みたいになりたい」とか
「この人の考え、だいぶ共感できる！」とか
「この人素敵！」っていう人に出会うじゃないですか。
そういう人に話を聞いてみましょう。
（これは、相手の話を聞くのが中心）

たいてい、えぐ尊い価値観とか、
ばか共感できる判断軸とか、
そういうものが吸収できます。
→ステップ１に追記しましょう。

②面接・ＯＢ面談で社員さんと話す

これは企業分析に寄ってますが
例えば
「youは何しに、この企業へ？」とか
「判断軸は？」
「将来の目標は？」
「仕事で一番楽しい瞬間は？」
「仕事でツライことは何？」
とか、そういう事を聞いてみると、
大体は、「そら、せやろな」程度の返答なんですが、
偶に、
「うわ、この価値観全然共感できひんワ」
的な答えが来ます。

例えば。
某メーカーＳ社の面接にて、
私「この会社で良かった！と思うときはいつ？」
社員「自分は転職で、前の会社では、BtoBだった
それだと、自分が携わったものを、
家族に紹介できない。
しかし、S社はBtoCもやっているから、
”CMでやってるこの製品に、
自分が携わったんだよ！”と家族に言える。
そういうとき、Ｓ社に転職して良かったと思う。」
私「へぇー、全然共感できないっすね。」
ってことがあったりしました。
こういう価値観のズレそのもの、
もしくは、ズレが発生する理由を考えて、
ステップ１に追記しましょう。

ステップ４：周囲や求められる像と、自分を比較

これも企業分析に近いですが。
どの会社なら、自己が満足出来そうか、
という視点での自己分析になります。

①とりま、選考を受ける

これはステップ３ー②や、ステップ２ー①と
似てますが、
（特に大手の）人事ってのは、
まあ大抵、能力がお高くございます。
色んな人を見てきて、
（常に（？））人間について考えてるだけあるっす。
選考を受けてると自然に、
「なぜ？」に５回、回答してたり。
「なるほどな！」って思う
人間性のまとめ方をしてくれたりします。
面接を受けて、得たものは忘れないうちに、
ステップ１に追記しましょう。

②ＩＳの雰囲気・周りの学生を観察

これは自然にやってる人が多いと思いますが。
「ここは合わない」
「ここは良さそう」
と思うだけじゃなくて、
「なんでそう思うか」
ってのもきちんと考えて、
自己分析の要素に入れましょう。

ステップ５：軸をつくろう

このステップは、自己分析というか、
最終判断に自己分析をどう使うか的なことですが。

①優先順位を考えてみよう

HOW TO
表の最左列を作成しましょう。
以下は、私が最終判断の時に用いてた
比較表の項目５０個ぐらいです。
こういったものを作っておく、
出来れば、優先順位を考えておくと、
自己分析を就活の選択に反映完了した、
と言えるのではないでしょうか。
以下は例なので、
後半にいくに連れて、
聞きなじみのないフレーズが出てくると思います。
例なんで気にしないでください。

給料、勤務時間、給与上がり方
休み、勤務地
2年目以降の勤務地
上司ガチャあるか、
まわりの学歴、同期のレベル感
ロールモデルがいそうか
職種
そこに行って私は、何が出来る？
仕事の基盤がどういう価値観？
３０歳(5年目)どうなってる？
35は？
４０歳は？
つぶしがきくか、
関西にどう戻る？
"どうやって辞めるか・転職
この会社を辞めるとして、"
40年やれるか？
成長するために何が必要？
私の人生に必要？
副業の可否
見た目、転勤
私を採用した理由
"活躍できそうか"
キラキラして働けるか
適性はどうか
クリエイティブな仕事が出来るか
新しい自分になれるか
自分の可能性を広げられるか
挑戦する環境はあるか
楽しそうか
感情はなんて言ってる？
自分の気持ちを大事にしたらどっち
どういう擬音になる？
この選択を正解にするために頑張れる度
どう頑張るか
頑張る材料があるか
嫌な要素に耐えられるか
まわりのやる気はどうか
やりがいはどうか
存在意義・対価を得てる感
何が心配？
嫌なことは何？
やる気がなくなったとき
月曜から金曜まで仕事
苦手な事があるか
なんでこの会社に来た？のとき
どんな幸せが得られるか

②プレゼンを作ろう

これは、最終、A社かB社かで迷った時に、
オススメの方法になります。
もうほぼ、自己分析じゃありません。

HOW TO 
A社に行くとして、
A社に行く理由・B社を辞退する理由をプレゼンする
（プレゼン資料は要素が入った目次だけで良い）
同様に、
B社に行くとして、
B社に行く理由・A社を辞退する理由をプレゼンする
これを、
信頼してる誰かに聞いてもらって意見を聞くとか、
何よりも、
プレゼンしてて、
「自分的に違和感のないほう」
「本心で喋れてるほう」
「将来の自分が聴いて、納得できるほう」
を選ぶのが、
一番安牌な気がします。

「人生の決断」における”考え方”の３ヒント

ここで、自己分析とは少しずれるが、
「人生の決断」における”考え方”に関して
”ふむふむ！なるほどぉ！”
と思った資料を３つ載せておきます。
ちょっと長めではあるけども。
研究に興味ないけど、
理系にいるアナタや私には、
やりたい事とか特に無いよっていう、
アナタや私には、
けっこうふむふむ資料なので、
どーぞ。
（近日中に４つ目を追加予定。）

http://blog.osakaeng.sub.jp/?eid=3109

まとめ

５ステップをまとめると、
【自己】を構成する要素を書きだして、
地図的なものを作る。（ステップ１）
ツールや人と話すことで、
それを追記・整理していく。
（ステップ２～４）
ESや軸を考える際に、
その地図を元にする。（ステップ５）
てな感じかな～

とはいえ、
自己分析に正解は無いし。
自己という諸行無常なものを分析するんだから、
自己分析は基本、終わりがないものです。
特に、やりたいことや、
圧倒的な好きな事がないタイプは、
確固たる自己の芯的なものを見つけるのは
結構大変、な気もするし、
思いのほか、
２０年も生きてれば、
大体の人は、無意識のうちに
自分の心地よい居場所を
得られるように行動・選択しているので、
簡単に軸を見つけられる気もします。
人によります。
知りません、分かりません。

いずれにせよ、大事なのは、
オススメ資料の中にもありましたが、
あんまり気に病まないことです。

なるようになります。
さいあく、自己分析しなくても、
ほぼほぼ、まあ、納得いく環境を
手に入れられることでしょう。

それでも、めんどいのに、
しっかり自己分析しようとしてるアナタは、
とっても偉い！

この先の何年間かの人生を
左右する（かもしれない）
新卒カードの使い道を悩める
尊い期間だなぁと思って、
自己分析ちまちま進めてください。
自分の言葉で喋る事が大事です。

あ、あと、
これもオススメ資料で言ってましたが、
「どっちでも後悔はします」
その上で、私が受験の時から持ってる価値観に
「判断した過去の自分は、
今の自分より若くて、子供だったんだから、
しゃーない。当時の若い私、よく頑張った！」
って開き直ればいいや、っていうのがあります。
将来、後悔したとしても、大丈夫です。
将来のアナタは、今のアナタより、大人だから、
大人の力で、たぶん、なんとかしてくれます。
将来の自分に押し付けましょう。

編集後記

最初は、自己分析を書き出したら16項目あって。
11項目までカテゴライズして。
----------------------------
自己分析って基本的に
”めんどくせぇなぁ”と思うでしょうから、
・実際に分析するめんどくさハードル
・分析の効果
の２点の合計点でランキング形式で紹介します。
第１位は…
----------------------------
って書きかけたものの。

なんて利用者に不適切なテキストなんだ。
ちゃんと順番にしてガイドにしろや。
…と思ったので。
ステップ形式にしてみました。

あとは、
今は就活が終わって落ち着いてるからこそ、
こんなに淡々と、偉そうに書けてますが、
当時（一ヶ月前）の私は、
ふつーに鬼病んでました。
頻繁に泣いてたし、
最終決定は、大号泣してました。

こんだけ分析しても、
決めるって難しいことなわけです。
でも迷ってる人間は、みんな、最後は、
っくえええぇぇっっい！！！！
って決めてるんです、きっと。
そんなもんです。
気に病むな。

きっと数年後に、
残るか転職かで迷った自分が、
これを読む気がするので、
25歳の私からのメッセージです ↑

自己分析に悩む誰かの、
何かの役に立てれば幸いです。

おわり。