詩【紫龍】

あなたの背中に乗って

甘く優しい風を浴びる

　この夏の夕暮れ時の日課に

私はあなたの背中に乗って旅をする

　　　　　　　　　大空の旅に出る

この世とあの世の境目がない魂を乗せて

甘く優しい伴侶のように

私はあなたに前世からの重みごともたれかかる

それでもあなたは雲の中をゆく

大空を巡って風と戯れながら地球の背中をさすって

愛のエネルギーを手向けながら今もなお注いでゆく

　あなたの背中に乗って

　　　

　　　あなたの背中に乗って