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詩【死ぬまでに世界の片隅で】
全うしようと思えば思うほど
空を仰ぐ為の瞬きは多くなる
瞳に太陽から始まる美しさを映し
髪は風と愛を語り
鼓動はこの世の音源を嗅ぎつける
指先は世の中への贈り物か愛する者に触れるか
迷うかもしれない
心と魂をどうするか
磨き上げた心で傷のある魂を癒せるかもしれない
砂浜や草原を歩いた素足の思い出を
宇宙の栞として挟むかもしれない
こんなにも美しく輝いた場所はあっただろうか
儚いことの尊さが滲む齢の奥に
幸せいっぱいのお別れもある
無限の光線に垂直に走る有限
その有限の先にも光が流れ落ちる
瞼を閉じるとーーーーー