5歳児検診は分断教育を促進するのではないかという懸念がある
昨日の記事で一番言いたかったことを書き忘れていました。
早期発見がいいように見えますが、早期発見することで「発達障害」という診断を受けると通常教育を受ける道が閉ざされる可能性があるという事です。インクルーシブ教育とは逆を行く危険性があります。
診断を受けると小学校に入学する際、通常学級か支援学級か、支援学校か選択する事になります。診断がなければ、よっぽど親が希望しない限りすんなり通常学級です。
というのは、発達障害が増えたのは学校で発達障害探しをしているからかもしれません。学校だけでなく幼稚園、保育所でもじっと出来ない子、1つの遊びに集中したら時間が来たからといって止められない子、友達と仲良く出来ない子は、保育士から病院で相談したらどうですかと言われ、ショックを受ける保護者もおられます。
私の一人目の息子も3歳、4歳くらいの時、公園へ行ったら、帰ろうというのに、まだ、まだと言って、日が暮れるまで遊んだ事もあります。一人目だから付き合えたのですが、これが2人目、3人目になると、上の子の習い事などで納得いかなくても帰らないといけない場面も出てきます。それをこだわりが強く発達障害の疑いとされてしまう事の危険性はあると思います。
病気のように早期発見が必ずしもいいとは限りませんね。