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『セルフ・アウェアネス』読書感想


『セルフ・アウェアネス』


ハーバード・ビジネス・レビュー編集部 編
ダイヤモンド社

150ページの短い本なので、3日で読めました。

会社のリーダーに必要なものとして、自己認識が挙げられています。

前半4章くらいは、知っていたことでした。

ネガティブな感情をコントロールする方法

興味深い内容でした。

感情に名前を付ける。という方法。
本書では、怒りの感情がわいた時に、
「怒りを感じている」と言い換える。
そうする事で俯瞰することができると本書は述べている。

アドラー心理学のセミナー「パセージ」で
意見か事実かという考え方に似ていると感じました。

彼の考え方は間違っていると断定するのではなく、
「私は彼の考え方が間違っていると思う」というのです。
彼の考えが間違っているのは、意見です。

考えのパターンを知る

この部分を読んで、気づいたことがあります。
私は、オンライン英会話をしています。
何度もレッスンと取っている先生がいるのですが、
その先生のレッスンが、都合で数日あいてしまった時に、
先生は、「お忙しいのか、事故でもあったのではないかと心配した」と
言ってくれました。
別の先生は、「オンライン英会話側のシステムのトラブルがあったんじゃないか」とおっしゃいました。

私は、鍼灸で、予約してくれていた患者さんが、来なくなったり、
理由もなく間隔があいたりすると、
「私、何か気に障るような事言ったかな?」と思うのです。
これは、私の、考えのパターンなんですね。


内省の時間を取る必要性

内省の方法は、書く事、人と話すこと、なんでもいいそうです。
私は書くことが好きなので、試してみようと思います。

他人からネガティブなフィードバックをもらう方法

他人に、ここを改善した方がいいというのは、なかなか言いにくいものです。
傷つけてしまうかもしれないからです。
上司や、先生なら、言いやすいですが、同僚、まして、下の立場の人からは難しいです。
私も、患者さんには、訊いた事がありません。本当は、訊きたいですね。

訊くコツが書かれていて、今度、患者さんに試してみようと思います。

リーダーにならなくても、人間関係を築いていく上では、
少し痛みを伴っても、やってみる価値はありそうです。

そして、自分を客観的にみることで、さらなる成長があると確信できた本でした。



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