インクルーシブ教育を議論しているのは特別支援に関わった人
昨日の記事でインクルーシブ教育を知って調べ始めたのは、ほんの2年前だと話しました。もし、息子が発達障害でなかったら、今も知らないままでいた可能性は高い。
息子が中学の時、特別支援学級に移籍するかの話になった。私は息子の学習面で、特別支援学級が妥当だと考えていたが、担任と発達障害コーディネーターは息子は普通学級が妥当だとした。理由は支援学級へ行くと、普通高校へはいけないから。(それは正しくはない。県の特別支援教育課に問い合わせると支援学級から普通高校への受験は可能との回答だった)
そもそも、公立の中学校ではインクルーシブ教育を議論しているようには見えなかった。息子が中学2年生の3月、来年度支援級へ行くか普通級のままでいるかの会議の場を作ってもらった。参加者は、県立の特別支援学校のコーディーネーター、息子の中学校の校長、教頭、担任、支援学級の担任、発達障害コーディネーター、スクールソーシャルワーカー、私だった。
その場で、息子が制服が辛くて体操服で登校させてほしいとお願いしたが、聞き入れられなかった。息子の体操服登校を許可さしたら、僕も私もになって、収集がつかなくなるというのが理由だ。発達障害コーディネーターが感覚過敏があるのでというと、校長は「感覚過敏という言葉は初めて聞きました」と言った。それほど、知識がないのだ。普通学校ではそういう学習はしていないのかもしれない。他の先生もそれに反論もなく、私が「この学校に感覚過敏の生徒は他にいないんですか」と聞くと、教頭は「いません」と答えた。
インクルーシブ教育以前に、発達障害やマイノリティーに目を向けて欲しい。
これは7年前の話だから、今は校長も変わっているので、変わっていると思います。