月と日本人
今日が満月なのでお月見だと思っていたのですが、昨日が中秋の名月だったのですね。綺麗なおつき様だと写真を撮ったほどです。一昨日、全く知らず月がきれいなので、いつ満月かチェックしたら、18日という事でてっきり、満月と中秋の名月は同じ日だと思い込んでいました。昨日は窓を開けて寝ました。お月さんが見下ろしてくれていました。
お月見の習慣は中国から来たそうです。月をながめて時間を過ごすというのは、アジアだけかもしれません。娘のフィンランドの友人は、お月見をしたことがないと言います。
7月に私と娘がフィンランドに行った時、私は日の出、日の入りを見たいと朝4時半に起きていい場所を探しました。その時のフィンランドの太陽は知らぬ間にあがっていて、私の期待はずれでした。
泊めてくれたパパママは私の行動をなんで?という感じでした。日本は日の出をありがたがるし、特にお正月の初日の出は特別なもので、拝むんだと言っても想像できないし、信じられないというような反応でした。
日本人には自然を拝むという感覚が備わっています。畏敬の念というものが自然に対してあります。わびさびという感覚も海外の人には伝えにくいです。月を眺めて過ごす贅沢を、月に見守られて眠る幸福感を日本人だから感じるのでしょうね。