見出し画像

インクルーシブ教育が認められなくて特別支援学校高等部に行った方のお話

先週の土曜日に東京大学・バリアフリー教育開発研究センターの講演をZOOMで観ました。

タイトルは「普通学校普通学級」と「特別支援学校」で何が違っていたか―私自身の被教育体験から
今は大学院生の橋口さんが公立の小学校、中学校を経て、高校は普通高校が認められず、特別支援学校高等部に入学したその体験談をご自身の言葉で語っておられます。彼女はその後、県外の大学へ入学し、1人暮らしをされ、今年大学院へ入学し、勉学と一人暮らしを満喫しているとおっしゃっていました。

特別支援学校高等部は息子の通っていた所と違う印象を受けました。橋口さんは特別支援学校高等部で障害者になってしまうと感じたそうです。さらに、地域の特別支援学校高等部は高卒にならないため、車で3時間かかる学校に入学したそうで、そのため、寄宿舎に入ったのですが、そこでも、障害者への対応は人権を無視したようなものでした。高校生にもなって、スマホは夕方から夜にかけて数時間貸し出し、連絡してよいのは家族だけ、理由はトラブルを起こすから。お風呂の湯船も膝下まで、冬は寒かったと言われていました。

ここで疑問が湧きました。特別支援学校高等部に高卒になるものがあるとは知らなかったからです。私の認識では特別支援学校高等部は特別支援学校卒で高卒ではない、ただし進学する資格は満たしている。それで息子は専門学校を受験、入学出来ました。受験がある高等特別支援学校高等部でも、高卒にはならないと思うのです。講義の後、調べた限りでは、高卒になる特別支援学校高等部は見つからなかったのですが、実際はあるのでしょうか?きっとちゃんと調べて入学されたのですから、宮崎県にはあるのでしょう。関西エリアでは聞いたことがないです。ご存知の方教えてください。

大学ではゼミ生やゼミの教師と研究に励んでおられる様子でした。当日は友人、指導の先生も同席されていました。楽しそうでした。

これを観たら、息子が特別支援学校高等部でやっていけたのは、特別支援学校で分離教育だったからではなく、たまたま息子に関わってくれた先生がよかったからだと感じました。インクルーシブ教育、分離教育関係なく、大人がどう関わっていくかです。

この講義はYouTubeで誰でも見れるように一般公開されています。ぜひご覧ください。


いいなと思ったら応援しよう!