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息子は小さい時から鍼灸院に行っていた、その時の事。

最近うちの鍼灸院に幼稚園に通っているくらいの年齢の子供が来ている。
どの子も可愛い。今日の女の子は、4歳で2歳から時々来ている。だから慣れている。来るなり靴下を脱いでベッドにのぼる。「きょうはなにするんでしゅか」と私に聞く。「いつものしていいですか?」と私も答える。子供たちは鍼が好きだ。気持ちがいいみたいだ。

私の子供たちもみな鍼がすきだった。下の息子が3歳の頃から時々通っていた。彼はぜんぞくの持病があったので、発作が出た時には行っていた。でも息子はじっとしているのが苦手だった。じっと出来る日もあるが、逃げ回ってベッドの周りを先生と追いかけっこしたこともある。「今日はできませんね。」と料金だけ払って帰った事もある。それでも、息子は鍼がすきだった。幼稚園の頃だったか、ある日、先生が鍼を息子の腕に当てていると、「きたーーー」と叫んだ。「何が来たん?」と私が聞くと、「電気みたいなんきた」と言った。気を感じる人が少数いるらしい。それかもと思った。
私はその頃鍼灸の学生で息子の治療するところを保護者として、また学生として見学させてもらった。私の子供たちの生活には普通に鍼灸がある。常に鍼灸をしているわけではないが、調子の悪い時、私は子供に鍼をする。大きくなってもだ。

高校生くらいになると、子どもの背中、お腹など親が見る機会はなくなる。鍼灸師だと見れるんだよ。子供の様子をお腹や脈から感じ取れる。鍼灸師になってよかったことの一つだ。

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