値段の元をとろうと思わない息子の行い
先日、豪華なコース料理を食べに行きました。娘と下の息子とです。下の息子は味覚にうるさく、また初めての店、始めての味を嫌います。さらに堅苦しい場所は苦手です。最近はだいぶ新しいものにも挑戦するようになってきました。高価な肉を美味しいと食べていました。
腹がいっぱいになったのに、娘と私はデザートビュッフェを楽しもうとお皿に数種類のケーキを乗せてテーブルに戻りました。下の息子は、アイスクリーム1個だけを持ってきました。私が「それだけ?」と聞くと、「うん、これでいいかな」と満足そうです。「すごいな」と尊敬のまなざしで彼を見ました。私はデザートビュッフェとか食べ放題だと元を取らないとと思って苦しくなるくらい食べてしまいます。娘もそうです。「苦しい」とか言いながら。
息子は、「苦しくなったら、元も子もないやん」と言います。ごもっともでございます。彼はそういう意味で庶民を超えています。
そういえば、彼が小学生の時、子ども3人と神戸のデザートアイランド(デザートブュッフェのレストラン)に行った際、上の2人と私がいろんなケーキを堪能している間、彼はケーキや甘いものには一切目もくれず、カレーとうどんだけ食べました。それも少しだけです。その時、「お前は何しに来たねん」と思いましたが、その時から、彼は貫いていました。損得勘定とかそういうものから逸脱していました。
後で料理の話になり、結局シンプルに焼くだけの肉が一番おいしいという結論に至り、「やっぱりマクド(マクドナルド)でいいわ」と言う息子に庶民すぎる!とまた驚かされました。