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子育ては大変かつ難しい

私は、鍼灸学校に通う前と後では全く違う人物のような気がする。
約15年前。それまでは専業主婦で当時子どもたちは、中学生、小学生だった。今思えば、精神的につらい時期だった、ように思う。あまり覚えていない。

専業主婦になりたかったし、夫も賛成した。むしろ、私が働くことが嫌なように見えた。
1人目が生まれた時は、いいお母さんになれると思っていた。お菓子も手作りしたり、公園によく出かけたり、テレビに子守をさせないようにと関わった。楽しかったけれど、一日が長かった。特に雨の日で、外に行けない日は何度も時計を見た。まだ、30分しかたってない。はあーとため息がでた。
夫が帰ってくるのは、早くて10時、遅いと夜中だった。それでも、帰るのを待って、1日を話した。単調な会話に夫はうんざりした。

2人目、3人目と増えるにつれて、子どもたちで遊んだり、3人目が4カ月の時に、1人目が幼稚園入園で、忙しくなり、ママ友も出来て、時間が経つをが遅く感じたことはなくなったが、逆に疲れていた。

まあ、これが、よくあるケースなのか、レアなのかさえよく分からなかったが、とにかく、「早く子どもが大きくなれ」と願っていたし、働く気もなかった。思いもしなかった。

今思えば、専業主婦って孤独だなーと思う。母という役割が、自分だと勘違いしてしまう。私は、それまでも、たくさんの経験をし、自己を確立した「なみさ」なのに、経験未熟な「おかあさん」に慣れなくて、自信をなくしていた。母親業ではなく、自分自身に失望していた。

ある人が、昔の私がどんなだったか興味があるとか言ってくれたが、
昔の私には戻りたくない。あの頃の私に、お疲れ様、よく頑張りましたと金一封でもだしてあげたい。


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