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私の知っているもう一人の通級の先生

偶然知り合った人が通級の先生でした。
その人の話を聞いて、通級のイメージが変わりました。その人も中学校の通級でしたが、本当に生徒の為に動かれていると感じました。まず、休んだ生徒とは親の連絡を取りながら、別の曜日に振り替える事をしていました。保護者とも連携を密に取り、子どもの様子や兄弟がいたらその関係とかも把握しているという事でした。

大学では不登校、大学院ではADHDの論文を書かれたそうです。今ではなく将来を見据えた支援をされているという印象を受けました。

しかし、一方で他の教師と連携が取れていないと困っておられました。部活も運動部を手伝い、土日も部活に出る事もあったそうです。通級の先生が部活の先生になる事もあるのは普通なのでしょうか。その先生も週に1回は巡回校に行くそうです。

話を聞いて、せっかくの専門性が活かされていないと感じました。通級の担当は支援に集中できたら、もっと生徒たちにとって有意義な場を持てるのにと感じました。

2人の通級の先生しか知りません。他の学校ではどうなのでしょう。ある論文で小学校の通級の先生が橋渡しとなって、来年入学する中学校へ前もって保護者も見学に行ったり、管理職と前もって希望を話したりすることで中学の不安が少し軽減されたというものがありました。こういう働きをしてくださる先生がいると子供は助かると思います。

通級は普通学級で困りごとのある生徒に対して、個別にサポートできる場なので、うまく活かされる事を願います。そして、この制度がインクルーシブ教育を促進すると考えます。

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