息子の特別支援学校での成長③引越し
昨日に続いて、2学期の様子です。
2学期に入り、息子はさらに学校に遅刻するようになりました。ある先生からは「甘えてる」と厳しく言われたりしましたが、ほとんどの先生は、頑張ってきてねと温かい対応でした。息子が電車で同級生と会うのが嫌だ、もし近くだったら行けると思うというのです。それで、「よっしゃ!そしたら、学校の近くに引っ越そう。」と私は決めました。
その時の事を以前も書きました。
10月に約2週間くらいで引っ越しを決めてから引っ越した事です。幸い、学校から徒歩10分、最寄り駅から徒歩3分という便利なハイツがありました。今後娘がここから大学に通うにしても可能だと思いました。(その時娘はまだ高校3年生、私の実家に暮らしていました。
引っ越してからうまく行くことを望んでいましたが、現実はそう甘くなく、それから1カ月もしないうちに息子は学校を数日休みました。高卒が取れないことをはっきり理解したのです。入学前も見学の時に、コーディーネーターの先生が説明してのですが、理解できていなかったのでしょう。
「高卒にならんのやったら、バイトの方がまし」と言うのも一理あると思いましたが、息子には、やはり特別支援学校で学んでほしいと思いました。私にとって、特別支援学校が頼みの綱になっていましたから。
その時に私が言ったのが、「もし特別支援学校を辞めたらサッカーも行けなくなるで」息子は「そうやな」と考え込んでいました。サッカーは楽しんでいました。
息子にとって特別支援学校は楽しいところではあったかもしれないが、行く意味を感じていなかった。必要性を感じていなかったのでしょう。この時点では息子は自分の特性を受け入れられていません。軽度の障害の場合、受け入れるのは本当に難しいでしょう。親として、これについてどう進めればいいのかはいまだに答えが出ていません。