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【学生】学生と接するときに心がけていること
このnoteを見てくださって、ありがとうございます。
なみのゆうきです。日本国内の専門学校で、外国人留学生に授業をしています。
みなさんには座右の銘ってありますか?
人それぞれ、常に心に留めている言葉があるかと思います。
私が今、いつも心に留めている言葉はこれです。
幸せと学生は待っていてもやって来ない。だから、自分から歩いて行くしかない。
誰かの名言というわけではなくて、「幸せはやって来てくれないから、こっちから会いに行こう」みたいな言葉を何かで見て、それを元にアレンジしたものです。
先生あるあるだと勝手に思っていますが、学生ってなかなか自分から教師に話しかけてこない気がしませんか?
私が今まで接してきた外国人留学生は、お話し好きな人が多いのですが、そんな彼らであっても話をするために教師の元にやって来ることは少ないです。
私の勤めている学校は、職員室が1階にありますが、そこを通らなくても階段で教室に行けるようになっているため、多くの学生は用事があるとき以外は、職員室に来ません。つまり、職員室でずっと仕事をしていると学生と話す機会がないのです。
そのことに気づいてから、意識的に休憩時間は学生のところに行くようにしています。
休憩スペースや各教室を回って、見かけた学生に声をかけます。
挨拶はもちろんですが、「今日も寒いねー」と天気のことを話したり、「今日はAさんとBさん、赤色のパーカーでお揃いだね」と彼らの服や持ち物を話題にしたり、どうってことのない他愛のない話をしています。
教師の仕事は、学生に教えることが一番大きな仕事です。しかしながら、それがスムーズにできるようになるには、学生とよい関係性を築くことも必要だと思います。
正直、私自身はあまり授業が上手ではありません(いつも進行にモタモタしてしまいます)。けれども、学生はそんな私の上手でない授業にも付き合ってくれます。
それはどうしてなのだろうか…学生それぞれ思うところはあるのだと思いますが、理由の1つに、休憩時間の雑談があると私は思っています。
学生に「授業は上手じゃないけど、この先生の言うことなら少し聞いてもいいかも」と思ってもらえる、そんな関係であれば、多少教え方がぎこちなくてもなんとかなります。
(もちろん、授業が上手く進められるように私自身の努力は必要です。頑張ります…!)
それに、教師から学生に話しかけていると、次第に学生からも話しかけてくれるようになります。
休憩時間にうろうろしていると、時には、学生の方から「先生、元気ですか?」と話しかけてくれたり、「これ何ですか」と届いた郵便物の説明を求められたりすることがあります。
その時の学生とのおしゃべりは楽しくて、この仕事をやっていてよかったと感じます。
先日は、就活を頑張っていた学生が、わざわざ階段で私を呼び止めて内定の報告をしてくれました。
内定がもらえたこと自体、とても喜ばしいことですが、
それ以上に、学生から声をかけてくれたことが私自身うれしく感じました。
教師は関わってなんぼの仕事だと思っています。待ちの姿勢ではなく、教師から学生に歩み寄ることを意識しています。
そのために、学生たちの小さな変化に気づいて、声をかけてみること。
これを毎日積み重ねていこうと思っています。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
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