ぎゅうぎゅう
「袋はどうしますか?」
「えっと、大丈夫です!ここにいれれば・・・っと」
『えーっ?!だめだめー、やめて~!』
「何かつっかえるな。
さっき買ったアルミホイルか!」
“ゴソゴソ"
「端に寄せて、こうすればっと。」
"ジジジジジー"
「よし!チャック閉まった!」
『ぐ、ぐるじい〜。あちこち引っ張られて痛いし!』
「よいしょっ!と」
『重たい、やだ。もう嫌だー。』
「あ!これ安い!買っとこう♪」
『ぎょっ!まさか?また?』
「これ位なら入るよね、うんうん大丈夫大丈夫!」
『無理!むーり!無理だって!切れちゃうから!』
"ジジジー、むぎゅっ!ギューっ!ジジ、ジジジジジー。"
「ほら、入った!よし帰ろう!」
『やだやだー、帰りたくないー、もうこんな人の背中についていたくないー!』
「ゴツゴツになっちゃったけど、ま、いいか!」
『何てデリカシーのない人!私は嫌なんだってばー!』
"ポンっ!"
「ん?どうした?」
『よしっ!』
「あ!チャック壊れた!」
『ふぅ~、これで解放される!』
「しょうがない。エコバッグに入れるか。」
『えっ?なに?エコバッグあるのに直に入れてたのー???信じられない!!!』
「チャック壊れたけど、まぁ家でラック代わりにでも使うか。」
『もういい!休ませてー!』
「お気に入りだからね!まだまだ使うよ!」
『えっ?お・き・に・い・り?』
『えーーー!そうだったのー?!』
"ぽっ"と思わずポケットを赤くした?リュックだった。
なりきりシリーズ