日々こつこつ小説〜わらしべ長者になりたくて 第九話
「おはようございます!」
「おはよう!」
いつものように挨拶を交わす。
今日もいつもの日常だ。
「あ、痛っ!やっちゃった。」
「どうしたの?」
ゆうが心配して覗き込む。
「ちょっと指切っちゃったみたい。」
「大変!絆創膏持ってるよ!ちょっと待って!」
ゆうはカバンの中をごそごそと探ると、消毒液と絆創膏を取り出した。
「えっ?そんなのいつも持ち歩いてるの?」
「そう。子供の頃良く怪我して。今でもたまに転んだり、手怪我したりするんだよね。ぼーっとしてるのか何なのか(笑)」
「そうなんだ?(笑)でも助かったー。ありがとう!」
「浅い傷みたいで良かったね。早く治りますように。」
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