○✕△▢年

日記形式の小説。(フィクション)

9月18日

今日から講義のスタート。講義に出席していない人もチラホラ。インドネシアに旅行に行った人もいれば、彼氏と別れた人もいたり、なんだか日に焼けていたり、変わらなかったり。講義の後は久しぶりに、ランチ。講義の時間がランチタイムより早めに終わる日だったから学食空いていて、スムーズに席を確保できた。朝ごはんをビスケットと紅茶とリンゴにしておいてよかった。

わたしはボランティアをした話だけだったけれどみんなの色恋の話で盛り上がった。気になることは、Nさんの彼氏の話。Nさんの彼氏は動画サイトに動画を投稿して配信しているイケメン。結構な人数の登録者がいて、イベントなんかも開いている。わたしはNさんの彼氏の動画サイトは見ているけれども、イベントには予定がが合わずに顔を出したことがない。どうやらその彼氏さんに高校生ぐらいのファンの人がいて、彼女がいるからって断っているのだけれど、食事に誘われたり、遊びに行こうって誘われたり簡単に言ってしまえばしつこく連絡が来て困っているらしい。今のところ彼女がNさんだっていう事はバレてはいないらしけれど…、不安らしい。どんな子なのかSNSの写真を見せてもらったけれども、気になるような陰気さはなさそうというのがわたしを含めて全員の印象だった。

「一度S○Xさせてあげれば、その女子高生も納得しそうじゃん。けれど未成年だから後々面倒なことになりそうで…さぁ」

とNさんが言った。いろんな考え方の人がいる。わたしは女子高生ではないけれど、しつこいと思われるタイプじゃないかなと脳裏をよぎった。そして好きな人にアピールして、もし仮にその好きな人に彼女がいてそんな風な話に男女で話していたら嫌だな…。と思い「友達になりたいだけじゃない?」という言葉が出かかったけれど、自分の胸の内にしまっておいた。

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