○✕△▢年 

日記形式の小説です。(フィクション)

3月25日

うわぁ、明日だ引っ越し。今日は漫然の体調。お引越しのお知らせに、おばあちゃんの家に行ってきた。自転車で5分の道のり。どうやら、横浜に住んでいる、同い年の従妹もあそびに来るっていうメッセージをもらって、さっそく行ってきた。久しぶりに、那優ママともあえるかなって思ったけれど、遊びに来たのは、那優と樹だけだった。しかも那優の運転で横浜から来たって、相変わらずすごい行動派。もう免許を取得して高速乗っておばあちゃんの家まで遊びに来ちゃうなんて…。那優のパパは弁護士で、那優も弁護士になるために国立大の法学部。さすが!!!自慢の従姉。樹は有名国立大学付属の男子高校生だし。泊まっていくのかなって思ったら、夕方から那優と樹それぞれの友達とあって、市内で行われるロックバンドのライブに行くんだってさ。コアなバンドの名前だったので聞いたけれど…忘れちゃったよ。帰りに、横浜土産と、おばあちゃん手作りリンゴジャムを二瓶もらってきた。
ママから「まだいっぱいあるのに…」という小言を聞きながら家を出る最後の夜の晩御飯。今日は手巻き寿司。たんまり食べて、お腹いっぱい。風呂上がりに、体重はかったら1キロ増…ガーン…ガーン…ガーン。明日は動くのでこれで良し。

3月26日

思いのほか早めに引っ越しが片付いた。電車とバスで1時間ぐらいの場所だし、帰ろうと思えば帰れるから、いつでも荷物はとりに戻れる。というママの夢も崩れるような一言になぜか安心するという不思議。引っ越し屋さんを雇うような荷物もないので、お兄ちゃんがトラックを借りてくれて、そこに段ボールをいくつか積んでの引っ越しだった。お姉ちゃん曰く、うちは相変わらず何やるにも大げさだって。アハハ…わたしもそう思う。両親とお兄とお兄の彼女とお姉ちゃん…みんなで遅めのお昼ご飯をファミレスで食べた。

3月27日

さっそく、今日はバイト探し。近所の商店街にあった輸入雑貨店でバイトの張り紙をみて店の人に聞いてみるも、学生さんはちょっとと言われて断念。残念…。ということで、時給もよさげな、カラオケ店のバイトに応募して、明日面接をしてもらえることになった。お姉ちゃんは友達と遊びに行くらしく、夜遅くなるらしい。戸締りをしっかりと念を押された。初めて過ごす一人の夜。これからこういう夜が増えるんだろうな…と。

3月28日

無事、バイト面接通って、明後日からシフトに入れることになった。講義が始まったらいろいろとスケジュールの調整もしなきゃ。働ける、普通に働ける。なんか昼間に働いてみたかったんだ。なんか社会人になれた気がして嬉しい。

ついでにお姉ちゃんの忘れ物を届けに、お姉ちゃんの働いている洋服屋さに行った。そっくりだね、と言われた。お姉ちゃんの職場の同僚さんたちと帰りに、夕飯ごちそうになり、若干酔いつぶれた、姉を介抱しながら帰宅。よったときのお姉ちゃんって…。けれど、しっかりしてるとこともあって、未成年に飲ませる酒はないって飲ませてくれなかった。

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