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CAR-T療法を終え、島に帰還。

夫がついに CAR-T療法を終え、
島に戻ってきました。

このまま帰宅・・・といけばいいのですが、
まだ副作用で白血球値がかなり低いので
経過観察とリハビリのため、
島内の総合病院にひとまず転院です。

実は、八重山病院には血液内科がないため、
当初の予定では
11月いっぱいは沖縄本島の血液内科のある
病院に入院と言われていたのですが、
2つ候補のあった病院が
1つの病院は一時的に血液内科の医師が不在
もう1箇所は病棟が満員と言われてしまい。

だったら八重山病院でもいいか、
というような話の流れに😅

そのようなわけで若干不安要素の残る
帰島理由ではありますが😅
結果的に予定よりも半月早く
島に帰って来れることになったわけです。

やはり無菌室を出てくれれば
面会もできますし
何しろ夫は大好物の八重山そば
(島人の夫に言わせると沖縄本島の沖縄そばは
全くの別物らしい)
を食べるチャンスが!
食べることが生きがいの夫にとって
八重山そばを口にできない苦しみは
相当なものだったようで、
これはとんでもなくQOLアップなことです。

白血球値が順調に回復すれば
自宅からの通院に
切り替わる可能性も高くなります。
そうなれば友達にも会える。

ただこのCAR-T療法、
治療自体は終わったのですが
今後約1年程度は、長期的な副作用で
白血球値が大きく下がってしまうことが
頻繁に起こるらしく。

退院前に、

・生ものの飲食
・菌の含まれる食品(納豆、ヨーグルトなど)の飲食
・海遊び
・農作業
・動物との接触

の禁止が言い渡されてしまいました・・・

え・・・上の2つはともかく、下の3つは💦
石垣島はむしろやること、
これぐらいしかないんですけど😅

いや、正直動物が含まれていたのには驚きました。
何しろ福岡から帰ってくる3日前のことです。
さすがに晴天の霹靂。
(実は夫の体調が落ち着いて来たら、
家で子猫を飼おうかとひそかに
検討していたところでした・・・😅)

ただ、馬のお手入れや
馬糞掃除のようなことを避けていれば、
ただ馬の背中に乗るだけなら、
終了後の手洗い等さえしっかりすれば
それほど不衛生なものではないので、
しっかり感染対策をしつつ、
医師やOTさんと相談しながら
リハビリしていきたいとは考えています。

ただ、SNSフォロワーさんからは
ガン自体は治ったけどその後の合併症で
亡くなった方がいる、という話も。
なので、あくまで慎重に・・・。

禁止事項を伝えられたときは
私も夫もさすがに「え?!」
というかんじでしたが、
よく考えたら、それを差し引いても
1年耐えればできることが
一気に増えるわけです。

少なくとも行けないかと思われた
子どもの発表会は見に行けるし、
旅行もいける。
生ものが食べれなくたって
今の病院食しか食べられなかった毎日よりは
はるかに沢山のものが食べられる!

私はネットの予約受付や経理などの
オンライン業務を頼みたいし、
スタッフには、
「伝統馬具作りを教わりたい」
とリクエストをいただいています。
農機の使い方の説明、車のメンテナンス、
子どもと留守番・・・
海に行けなくたって、
馬の世話ができなくたって、
歩けなくたって、
夫でなければできない仕事は山ほどあります。

そんなわけで、
禁止事項がどんなに多かろうと
「帰って来たけど、できないことが多くて退屈」
なんて言わせません!😂
やることは日々山積み、
それが牧場暮らしというものです。

できないことに目を向けるのではなく
できるようになったことに目を向けると
思ったよりも今の境遇でも
できることが沢山あることに気づかされます。
むしろ、選択肢って実はこんなにあった!
って、恵まれていたときには気付なかった
「当たり前の自由」に気づける。

気づいたら、病気の発覚からもう1年。
ジェットコースターのように過ぎた1年でした。
1日1日を、できることを精一杯生きていたら、
1年なんて気づいたら終わってることでしょう。
とにかく目標は1年間、
無事にこのまま家族無病息災で乗り切ること!

それにしても悪性リンパ腫の
治療法の進歩は目覚ましく、
今回行っていただいたCAR-T細胞療法、
なんとドナー細胞を使った治療や、
CD19抗体が効かなくなった場合の
CD22抗体バージョンも好成績で
実用化されつつあるとか。
医療技術を日夜研究してくださる方々に
ほんと感謝しかないです😢

なので、これで戦いが終わりではないことは
重々理解していますが、
夫には不要な心配はせずに、
まだまだ希望は沢山あると
できることを最大限に
楽しんで生きてほしいです。

私も、選手交代で体調を壊しては
元も子もありませんので
自分の健康管理もしっかりしながら
これからまた1年、頑張りたいと思います😃

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