我が家のかんたんモンテッソーリ その2
先日、我が家で実践している、
モンテッソーリ的な「親の関わり方」について投稿しました。
今回は、我が家が実践した
「環境設定」のお話をしたいと思います。
正直、「かんたん」ではないかもしれませんが😂
特に教具や専門的な知識が必要ない、
という意味では「かんたん」かなと思います!
どれも一気にやるのではなく、
何年もかけて1つ1つ地道に改良してきたものです。
「自分でできる」環境
モンテッソーリで重要とされているのが、
子ども自身が主体的に
自分の目的に取り組むこと。
特に幼児期は、「自分の身の回りのこと」を
自分でできるようになることが不可欠で、
家庭においては教具よりも
「お着替え」「トイレ」「手洗い」「お仕度」「片付け」「食事」など、
自分でお仕事を完結できる
「子どもサイズ」のものを
用意するようすすめられています。
今回は、我が家の実際の環境を紹介します。
実際のモンテッソーリはもっと
厳密にいろいろあったりしますが、
一般家庭で完璧に再現するのはムリなので💦
あくまでうちでできる範囲のベスト
ということで参考にしてください。
子ども専用手洗いシンク
なんといっても我が家の
作ってよかったナンバーワンが、こちら。
これはキッチンのシンクのすぐ横に設置してあるのですが、
手洗い、水飲み、歯磨きなど、
子どもが水を使わなければいけない場面は意外に多く、そのたびに親が洗面所に同行しなくていいので、とってもラク!
3歳も半ばになった次男は、
もう家に帰ってきたら1人で
手洗いをここで完結しています。
子どもの姿鏡
これはとっても簡単なので、ぜひおすすめ。
子どもの着替えスペースのすぐ横に、姿見を取り付けておくだけです。
(正直、簡単と言いつつ鏡は離島のため良いものがなくてとても入手に苦労しました・・)
何かにつけて、自分で身だしなみを
チェックする習慣がついて
気になると自分から鏡の前に
立って確認しにいくのが可愛いです💕
子どものクローゼット
現在3歳の次男のものがこちら。
IKEAのトロファストをリメイクしたもので、
長男の時から使っています。
最小限のもので、シンプルに構成されています。
(もちろんこれだけでは場所が足りないので、
こうするには、セカンドストックスペースが必要です)
今は保育園のお支度などは、
途中までの準備を私がやって
バッグに詰めるところだけ
本人がやってるのですが、
これから自分で全部できるよう、
保育園の支度に必要なもののセットを
組み込んでいます。
6歳長男は、自分のものをしっかり管理できるので
かなり次男のものに比べると複雑になり、
バッグなども並んでいます。
長男はもうシンプルにする必要はないので、
ここに普段使う全てのものが収まっています。
1番下の段の引き出しは、
保育園のお支度セットが並んでいて、
毎晩自分で翌日の支度をしています。
子どものトイレ
これはいわゆるおまるなのですが、
見た目が大人のトイレと同じ形をしています😂
そしてポイントは、すぐ横に棚があって、
パンツやお尻拭きが
自分で取れるようになっています。
できたらズボンをはくための
椅子もあると完璧なのですが、
我が家はスペースの問題で椅子はありません😅
個人の机
これはけっこう苦戦していて💦
なかなか理想通りのデスクにはなってないのですが😅
机が壁に向かっていること(集中しやすい)
片付けしやすいこと
必要なものがどこにあるかわかる
ようなかんじにはしています。
本来はもっと必要なものだけを
スッキリまとめたいのですが、
どうしても収納スペースの問題で
ここにいろいろ置かなければならず、
すぐごちゃごちゃしてしまうのが悩み💦
片付けを習慣化するために、
なるべくモノの場所は勝手に
変えないようにしています。
ほかにも、子ども用のぞうきんや
小さなクイックルワイパー、
ほうきとちりとりなどを
すぐ手に取れる場所に常設しておいたり、
リビングを中心に細かな工夫をしています。
全部を役に立てるには
それなりの親のサポート的な
声かけなどが大事ですが、
上手く声かけができなくても
自分の使える道具さえあれば
勝手にやってくれることが多いです。
この環境のせいなのか、
元々の性格もあるのか、
長男はとても自主性があり、
4歳頃から劇的に子育てが楽になりました☺️
朝の起床から寝るまで、
自分の生活を驚くほどしっかり
自立・自律しています。
(正直私よりよほどしっかりしている・・・😅)
長男のときと比べてどうしても余裕が減って
親の関わり方が雑になってしまった次男は、
マイペースな成長ぶりが
ちょっと気になるところですが😂
のんびりペースではあるものの、
ゆっくりと主体性が芽生えてきたところなので
兄と比較せずに本人のペースで
着実に成長できるよう、
引き続き親の関わり方に気をつけて
頑張ろうと思います🥺
モンテッソーリを取り入れた農園プログラム
実は今から作る農園の体験型プログラムで
モンテッソーリの考え方をベースに
子どもが自分から興味のあるものを見つけ
取り組み、達成する仕掛けを計画しています。
こちらは、うちの牧場で息子たちが使っている、
馬房掃除用の一輪車と熊手、ちりとりです。
これで小屋の馬糞を集めて片付けたりします。
大人のものと比較すると、こんなかんじ。
小さく子どもでも扱いやすいので、
張り切ってお手伝いをしてくれます。
馬のブラッシング用のブラシセットなども、
子ども用に小さなブラシセットを
用意しています。
ちなみに今は、特注で子どもサイズの
「鍬(くわ)」を作ってもらっています。
こんなかんじで、可能な限り
子ども用のツールを用意して、
最小限の大人のサポートで
大人の手を借りずに同じ活動ができるように
随所に工夫しています。
こういった、道具の揃え方をはじめ、
子どもが自分でできる作業マニュアル作り、
親が必要以上に干渉しないためのルールなど、
全体として子ども主体の活動になるような
工夫を沢山考えています。
子育て中の親だからこそ感じる、
「子どもの内面的な成長になる
体験をしてほしい」
という気持ち、
「何かを自分の力で達成したときの
キラキラした子どもの顔を見たい」
という気持ち、
そんな思いを反映した、体験農園がやりたい。
我が子はもちろん、
1人でも多くの子どもたちに
「自分でできた!」を体験してもらうために
少しずつですが今から準備しています☺️
というわけで、我が家のモンテッソーリ的環境設定でした!
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