パートナーとの関係性を考える
「産前・産後のセルフケア オンライン教室」9月コース3週目が終わりました。
折り返しのきょう、対話の時間はより本質的な「今のわたし」を考える、というワークに入ってきました。
「今のわたし」を考える切り口となるのは「人生・しごと・パートナーシップ」この3つ。
Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って、ペアになってお互いの話をじっくり聴き、自分のおもいをじっくり話すという時間をつくります。
きょうは「パートナーシップ」を選んだ方が多かったのかな。ここで言う「パートナーシップ」とは、連れ合い・夫との関係性のこと。夫と妻のパートナーだけとも限らないので、あえて「パートナー」という言葉で表現します。
ペアの対話の後の全体シェアの時間では、「パートナーと公平な関係を築きたい」「夫と対等でいたい」という声が上がっていました。
マドレボニータの教室に集ってくださる方は、この「パートナー間の公平性」に関心が高い方が多く、この話題はかなり盛り上がるところです。
ふと、男性コミュニティの中でもこの話題って盛り上がるのかな?と考えることがあります。
産後女性はこの問題にとても敏感だと感じています。
なぜか? それはうっかりすると「公正性」や「対等」が脅かされやすい時期だからです。
育休中、仕事をしていない、稼いでいない。
このことが産後女性を申し訳ない気持ちにしたり、遠慮や卑屈な気持ちを頂かせたり、対等に対話できなくなったりしてしまうのです。
自分は育休中で家にいる。でも家事が得意じゃない。私が家にいても家が整うわけじゃない。そうやって自尊心が傷ついていくと、夫と対等でいられなくなるような気がする、という主旨の発言もありました。
夫と公平でありたいと思うけれども、今、夫が「自分ばかり仕事で大変なおもいをしている」なんて思っていたらどうしようと思うと、夫と本音で話せない、という声も。
だた、「公平」「対等」は稼ぎだけの問題なのか。
外で仕事をしているだけのことなのか。
ここをもう一度考え直して、自分たちパートナーにとっての「公平」「対等」はどんなものであるか、を考えていく必要があるのではないかなあ。
今、その「対等」や「公平」と「違うんじゃない?」とか、「夫がどう感じているか不安」という気持ちがあるならば、それはパートナーに伝えてみた方がいい。夫と本音で対話できる関係性が、たぶん「対等」や「公平」に近づく一歩だと思うから。
そのための練習、思考の整理、壁打ち…などなどを、ぜひレッスンの対話の時間を使ってやってみてね。
レッスンの中に対話の時間があるのは、
実際に家族と、周りの人とたくさん対話してほしいからです。
長野奈美
認定NPO法人マドレボニータ 認定産後セルフケアインストラクター。
1981年1月、名古屋生まれ。前職は新聞社の校閲ガール。
2010年に長女を出産後、ニュースの一線で働くことに悩み36歳で一念発起、インストラクターの道へ。女性が妊娠・出産してもやりたいことを貫ける社会を目指して、啓発活動にも力を入れたいと思っています!
ヨガインストラクターとしても活動中。
家族は夫と3人の娘(小4、小2、年少)。
★担当教室:産後ケア植田教室、千種教室、「産前・産後のセルフケア オンライン教室」
★オンラインヨガサロン:nami.onlineyoga
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