経営4要素【情報・金・物・人】

経営の対象は4つあると言われている。
昔はヒト・カネ・モノと言われていたが、近年はそこに情報が含まれるようになった。

The中間管理職である課長職は組織の最小単位である課あるいはグループにて、上記4要素を扱うことになる。

職位者になって一年が経ち、ひととおりのイベントを経験した今思うのは、先の4要素が動く際の時定数の差を嘆くのではなく、上手く利用する姿勢が大切なのではないかと思うこと。

動きの速さは、情報≫カネ≫もの≫人の順であると思う。人が絡む意思決定と実際の異動には時間がかかる。早くて3ヶ月。遅い場合には年単位。

先に情報のみで、ある程度の論理的な決断が下せたとしても、ヒトの配置を変更するには無駄時間というか、慣性のようなものが働く傾向にある。

現場が欲しいと思うタイミングで補充はなされず、逆に縮小したいと思うタイミングで雇用は止めることはできない。

この背景には社会的な配慮も見受けられる。

そんな中で問われるのは、この時間差を織り込んだマネジメントの実践力となると個人的に思う。アイデアとしてはそれほど斬新なものではない。手を打つタイミングを半テンポ前倒しにしたり、ヒトの移動は時間がかかることを逆手に取って、変化に関わる人が突入するグレー期間(目標が定まりにくい時期)を効果的に使う。その裁量が与えられているのが現場の特権かなと。

なんだかんだで私の中でヒトの存在は大きくて(それこそ内なる宇宙が感情のような内面には広がっている)必要な変化への対応をシームレスにするというか、人の持つ活力が向かうべき先を整えるというのはハイパフォーマンス集団を作り活き活き働く上で大切であるように思う。

要は先読みと行動力が大事なのだけど、本当に行動起こすにはエネルギーが必要。こうなったら良いなという想像力を糧にして前に進むイメージ。

ネガティブな危機感を原動力にする動き方も悪くはないが、ある程度それで結果を得られたら、ポジティブスタートな動機付けに極力切り替えるようにして、周囲を幸せにしたらいいよねと。

動き方、考えてみませんか?
ディレイエフェクターを使いながら、思考を巡らせてみました。




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