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島が私にもたらすもの

淡路島に移住して4年目になります。
ここでの暮らしはとても素晴らしいものです、私にとっては。

水が合うとでも言うのでしょうか、他の人に言わせるとデメリットに映るらしいことも、私からするとたまらないくらい好きなポイントであることも多いです。

海があって、山があって、人口密度が程よくて(東京23区と同じ広さで、人口はざっくり10分の1)、緑も濃すぎない。地元の人はのんびりしていて商売っ気がなく、そのおかげで荒らされていない場所や人間がまだ残っている。

東京から移住するという自分の決断がよかったのか、この自分にフィットした環境がそうさせるのかどっちが先なのかはわからないけれど、淡路島で暮らすようになってから、人生の全てが好転しています。

もちろん、つらいことや悩みがないわけではありません。でも、自分が本来生きたいように生きれている度合いや、密度の濃さみたいなものが確実に上昇しています。そして人生が進むスピードが格段に速くなりました。もう、どんどん動いていく。自分がしっくりくる方向に。

息子を授かり、切れるべき仕事と縁が切れ、新しい出会いとやりたかった仕事が舞い込んできて、今後掘り下げたり新しく積み上げたいことも見つかってスタートできている。

「こうありたい」と思いつつも実現できてないこともまだまだあるけれど、そもそもそうやって湧き上がってくる欲望が、煩悩なのか魂からの叫びなのかは、東京で暮らしていたときからすると比べものにならないくらい、理解できるようになりました。これこそが、淡路島の暮らしで手に入った最強の武器かもしれません。

流されず自分のペースで生きていけること。自分が求めているものがしっかりとわかること。自分の人生の手綱をにぎること。橋でつながれているとは言え、やはり海に囲まれた島ですから。私みたいに周りの影響を受けやすい人間にとっては、この物理的な距離が人生を豊かにしてくれている要なのだろうと思います。

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