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「本当の自分」なんて存在せず、全部が私だと思うようになった話

キャリアの話になると、つい「自分が本当にやりたいこと」「自分が行きたい会社」「自分が納得できる働き方」といった言葉をよく使いますよね。

これって、ものすごく大事なことのように思えるけれど、実はこの「自分が」という言葉が、悩みの一番の原因になっている気がするんです。

私もフリーランスとして働く中で、「本当にやりたいことは何だろう?」「この働き方でいいのかな?」と考えたことは何度もあります。

でも、最近「本当の自分」なんて、そもそも存在しないんじゃないか? って思うようになりました。


どれも「本当の自分」だから、ひとつに絞れない

私は、可愛い可愛いむすめのママでもあるし、仕事も頑張りたい30代の女性でもある。

どちらかが「本当」で、どちらかが「偽物」なんてことはない。

仕事をしているときの私も本当の私だし、娘と遊んでいるときの私も本当の私。

クライアントと真剣に打ち合わせしている私も、夜にNetflixを見ながらポテチを食べてる私も、どれも「私」なんですよね。

でも、「本当の自分」という言葉にこだわりすぎて、「どれか一つを選ばなきゃいけない」という錯覚に陥ってしまうなと気づきました。

「仕事をバリバリ頑張るなら、子どもとの時間を犠牲にするしかない」
「育児を最優先にするなら、キャリアは諦めなきゃいけない」

でも、そんなことはないんですよね。

何かを選ぶことは、何かを捨てることで、もちろん、トレードオフではあるのですが、私たちは、いろんな顔を持っていていいし、どれも「本当の自分」だから、無理に一つに絞らなくていいのかなと思います。

「本当の自分を探す」より、「その時々の自分を大事にする」

昔の私は、「本当の自分って何だろう?」とよく考えていました。「これ!」といったやりたいことが別に特になかった私は、やりたいことがあってその夢や目標を語る人が羨ましかったです。

でも今は、そんなことを考えるよりも、 「今、この瞬間の自分を大事にしよう」 と思うようになりました。

「今の私は、娘の笑顔が何よりの癒しで、仕事をすることで自分の価値を実感できる」
「今日は仕事を頑張りたい気分だけど、明日は娘とゆっくり過ごしたいかもしれない」

こうやって、その時々の自分の気持ちを大切にしながら、柔軟に生きていけばいいのかな?と少し自分に自信をもてるようになったんですよね。

「本当の自分」を探して迷子になるよりも、「今の私が大切にしたいものは何か?」を考えて選択するほうが、私には合っているのだと思います。

全部「自分」だから、迷ったら「どれもアリ」

「本当の自分」を見つけようとするのをやめたら、気持ちがすごく楽になりました。

フリーランスとしてバリバリ仕事をしている日もあれば、「今日はもう仕事やめて娘と公園で遊ぼう!」と思う日もある。

どちらが正解とかはなくて、そのどれもが「私」。

だから、もし今キャリアに悩んでいるなら、「本当の自分はどこにいるの?」と考えるのをやめて、「どの選択肢も、自分にとってアリかもしれない」と思ってみる。

それくらい、自由に柔軟に過ごしながら自分のキャリアや人生を歩んで行けたらいいなと思いました!

読んでくださり、ありがとうございました!

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