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「ついでにやっておこう」が仕事の隠れた時間泥棒かもしれない

最近、なかなか仕事をやってもやっても終わらない…というか、終わった気がしない日が続いています。

タスクを片付けているはずなのに、なぜか達成感がなくって。何かおかしいなと思って振り返ってみたら、原因は「ついでに作業」にありました。

例えば、振り返ると5分くらいあると以下のことをしてしまう。

  • メールを開いたついでに、未読のSlackをチェック

  • 会議の資料を探したついでに、フォルダ整理

  • クライアントに返信するついでに、別のタスクも確認

  • ちょっとしたスキマ時間に、ついでに別の仕事に手をつける

「ついでにやっておこう」って、一見効率的に見えますよね。

でも、気づけば本来やるべき仕事が進んでいない。結果として「今日も忙しかったのに、なんか終わってない…」という状態に陥っていました。

最近、新しいことに取り組む機会が増えて、脳みそが疲れ気味。そんな自戒も込めて、「ついでに作業」が生産性を下げる理由と、その対策をまとめてみたいと思います。

作業の切り替えが脳に負担をかける理由

ちょっとした「ついでに」が積み重なると、知らないうちに集中力が削がれていきます。

「Journal of Experimental Psychology」に掲載されたDavid Meyer氏らによる2001年の研究では、タスクを切り替えるたびに脳のリソースが奪われ、生産性が最大40%も低下すると報告されています。

例えば、メールを返信していたのに、ついでに他の通知をチェックしてしまい、気づいたら違う作業を始めている…。

すると、もともとやるはずだった作業に戻るときに、頭を切り替えるのに時間がかかる。

私自身、複業フリーランスとして5社とやり取りをしているので、ただでさえ頭の切り替えが必要になるなと感じています。

A社の資料作成をしていたのに、B社のメールが気になって開いたら、ついでにC社のSlack通知もチェックして…気づけば30分経過。

「あれ?今何の作業してたっけ?」となることも多々ありました。

こうした「ついで作業」の積み重ねが、気づかないうちに仕事を圧迫しているんですよね。

『ついでに作業』を減らす3つのコツ

ついでに作業を撲滅するために、意識したい3つのことをまとめました。

1. 時間ブロックを設定する
メールチェックやSNSの確認は、決めた時間だけにする。「ついでに見ない」を徹底!

2. タスクを区切る
「今はこの仕事だけやる」と決めて、他のことは後回し。小さなタスクでも、一つずつ片付ける意識を持つ。

3. 通知をオフにする
Slackやメールの通知を一時停止すると、無意識の「ついでチェック」が減る。「気づいたらスマホを開いてる」を防ぐために、通知バナーをオフにするのもおすすめ!

今はいつでも情報が受け取れたり、コミュニケーションがとれるからこそ、意識的にタスクを進める時間と連絡をする時間を決めていきたいと思います。

おわりに

今の私は全然人のことを言えないのですが、忙しいフリーランスや複業の人ほど、この「ついで作業」に気をつけるべきだなと思います。

自分の時間をもっと大事にするために、まずは「ついでにやらない」を意識してみませんか?

しっかり優先順位をつけて取り組んでいけば、仕事のストレスも自然と減っていくはず。

限りがある時間を大切に使って、今日はちゃんとやるべきことが終わった!とスッキリした日を過ごしていきたいと思います。

読んでくださり、ありがとうございました!

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