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「本音」そのものを暴いた〜自分の本音を暴く旅⑪〜

私は、移住先を決める旅に出た。
出発した時、「自分の本音を暴く旅」にしようという思いが、ポコッと湧いた。

旅は、中継地点で一泊、現地で三泊となった。
「自分の本音を暴く旅」と言っても、本当にそうなるのか、どんな旅になるのか、全く見当もついていなかった。

その最終日の朝、
大好きな朝焼けを見るために6:30頃お散歩に出た。朝焼けがよく見えそうな場所を求めて、全く知らない土地を歩いた。
ちょっと家を出たタイミングは遅く、朝焼けを満足に見れたわけではなかった。良き場所を求めてるうちに、気づけば夜はしっかり明けてしまっていた。

さあ、宿に戻ろう…と思いきや…結構な距離を歩いて来たことに気付き、これは、昨日行こうとして行けなかった目的地を狙えるんじゃないか???と、紙の地図とグーグルマップを確認。うん。ここまで30分歩いて来たけど、ここからまた30分歩けば、そこに着くらしい。朝ごはんも食べてないし…さすがに…と迷ったが…私は進んでしまった。だよね、やっぱそっちだよね、私が行きたいのは…笑

民家やサトウキビ畑ばかりの道を歩き続ける…海が見えて来ると気持ちは高まる、首も伸びる。

歩きながら、私の中に生まれて存在して仕方なかったのは、汚なくて嫌な思いをした宿に対しての感謝の気持ちだった。嫌だったのに、感謝せずにいられなかった。消そうにも消せないクッキリと存在する気持ちがあった。本音。

私は、自分の気持ちを前向きや綺麗事に捻じ曲げるのが嫌で、嫌なもんは嫌だと、その嫌さ加減にガッツリ入り込み感じ尽くすようにしていた。宿主のおばあちゃんは好きだけど、それはそれ、汚いもんは嫌だ、と。
それなのに、
その奥に、その汚さに感謝せずにはいられない気持ちが生まれていたのだ。

初めに汚さを不快に感じた時、どうもそういう結末のようなことがうっすら見えた気もしたけど、捻じ曲げているかもしれなかったし、綺麗事に寄せる癖かもしれないし、そこの本当のことは、真実は、私の奥がちゃんと知っているだろう…という変な確信はあった。

その真実の心が、このタイミングではっきりと存在感を持ったのだ。
汚くて嫌なのも、めちゃくちゃ素直な本音。
でも、その奥の
感謝せずにはいられない気持ちは、もっと、自分の真実を握った、揺るぎない、自分の土台となる本音に見えた。

コーチングの先駆者である兄が命名した概念と重なった。前者は、兄の言う反応本音、後者が真本音じゃないか?何度もその話を聞いて来たが、兄はこういうことを言っていたのか、と。それが正しいとか正しくないとかではなくて、
私は自分の体験から、「本音」というものには、そういう「手前」と「奥」の「層」がある、という「構造」が見えた。

私は、自分の本音を知りたくて暴きたかったのだが、それがどんな気持ちか?…ではなくて、本音とは何か?ということを見たのだ。これは、思いがけない発見だった。
まさか「本音を暴く」って、そういうことだったのか?

奥の、深くて揺るぎない本音が最も大切かもしれない。でも、瞬発的に生まれる本音を、それが好ましくない感情であっても否定せずに感じ尽くすからこそ、こうして、自分を生かすような真実の本音を感じることができるのだろうと思った。
兄に、「そういうことだったんだね」と、心の中で話しかけながら長い道のりを歩いているうちに、オシッコしたくなって来た。

目的地に着いた時には、かなり迷った…この尿意をどうするか…?ここまでこの島の観光地にはどこでも必ずトイレがあった。きっとココにもあるだろう…と探すも、無い。我慢するか…それとも………
数秒の間に迷いに迷い、私は「それとも………」の先を選んだ。他に人は誰もいない。何度もキョロキョロ確認。少〜し陰になる所に移動した。皆まで言うな、なみヨ。私の生の御尻は海に向き、御肌に海風が触った…おぉ…何という爽快感、何という贅沢… そこの草々に「ごめんね」と言いながら、私は安堵の時を迎えた。この場をお借りして、本当にごめんなさい😭 まぁ正直、めっちゃウケた🤣 高校の時のオリエンテーション旅行でもハイキングの時にそんなことしたな… 小学生の時も学校帰りとか、よくオシッコ我慢してオマタに手当ててたな… とか思い出しました。
なんと、思い出深いことをしてしまったことか✨

落ち着いた私は、その断崖絶壁のような絶景ポイントに座り、覚えたい若者の歌をスマホでアップルミュージックから流し、覚える努力をした。すごいな〜スマホって。楽しいな〜なんじゃこれ。

そして、1時間かけて、また来た道を歩いて少し違う道も通って、宿へ帰った。
ほんのちょっと散歩へ出たつもりが、往復2時間のお出かけになってしまった。たまらない。
帰途へつく前の、最後の、これまた思いがけない充実した時間を過ごせた。

そうそう、宿に着く頃、またオシッコしたくなって…あの時出してなかったらどうなっていたんだろう?と恐ろしくなった😅 膀胱炎か、はたまた途中のサトウキビ畑で出すよりは、きっとよかったよね?

なんて、本音の話なんだか、お下品な話なんだか分からなくなりましたが、
タイトルの通り、一番書きたかったのは、本音の構造が見えた話。でもどうしても添える花として書きたかったのは、お下品なお話です。

ちなみに、この時行った場所は、この記事↓で、ともこさんと出会ってから私が3番目に行こうとしてやめた所です。

やめて正解だったわけです。
私の宿から歩いて行けるような観光スポットは、ココくらいでしたし
御尻をさらすことは一人でしかできませんでした。御尻を海風が触るのは…最高ですよ☺️

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沖永良部島の断崖絶壁


こんな場所で↓聞き手(ホスト)もしています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました🌼


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