自分の本音を暴く旅①〜決意ではない表明〜

これから、移住先を決める旅に出る。
一つの候補地へ行ってくる。

と言っても、たぶん、私はもう決めている。明日到着するその地に。一度も訪れたことはないけど。

長旅なのに、本の用意をしていなかったことに昨晩気付き、
家から駅へ向かう前に、図書館へ歩いた。飛行機の時間があるので、わずか10分程で本を決めて借りなければならない。
過去に読みたいと思った本を、アマゾンの欲しいものリストから思い出し、候補をメモって出陣した。ただ、私のことだから図書館に無いからアマゾンに残したと思うので、恐らく図書館に無いだろうと思ったけど、その場合はどうするか、何となくイメージはしておいた。

図書館へ向かって歩きながら
自分の本音と向き合う旅にしよう、と頭に浮かんで来た。

そうよ。本心で生きようとしてる私だけど、私の隠してる本音はまだまだ沢山ありそうだと感じている。弱っちい自分の声が抑えられている。

やはり、3冊の候補はどれも図書館に無かった。
その中の著者の一人、養老孟司先生の別の本を検索し、タイトルを頼りに2冊選んだ。
時間が無いのですぐに司書さんに甘え、持って来て頂いた。ありがたい。本の大きさを全く気にしてなかったが、持って来て頂いた本を見て、小ぶりだったのでホッとした。よっしゃ。

駅で電車を待つ間「本音と向き合う旅」を思った。「向き合う」と言っても、自分の内側を見つめることじゃない。なんも考えず、自分の外を感じる、外を感じることで自分を知る、そういう向き合い方が、今私に最適だなと。

そうなると、自分でどうにかできることじゃない。「本音と向き合う旅」に自分の決意でできるわけじゃない。だから、決意表明はできない。
けど、
私は自分の本音を知りたい。
旅を通して、自分の本音を暴きたいと思った。

だから、
「そういう旅にしよう」と
自分の深い一点で、小さく、静かに決めた。
どう転ぶか、どんな旅になるかまったくわからない。その無限な遊び部分を残して。

本音を、暴けるかな？

どんな旅になるかな？

大どんでん返しっ旅になるかな？

あなたは
どんな旅を
したいですか？

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