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神出鬼没なキリ(桐)の木にビックリ!

キリ(桐)の木と言えば、桐タンス。
家具などに適した木材なんだろうなぁ、ってくらいの認識でした。

路線バスに母と乗っていたある日のこと、
「キリ(桐)の花が咲いているね」と母に言われて、母が指差す方に顔を向けると、遠くになんとなく紫色が車窓から見えました。

木が大きすぎるし、距離があったので、キリ(桐)花ははっきりと見えず、色だけでしたが、

「へぇー、そうなんだ。紫色の花が山のほうに見えたら、フジの花くらいしか思いつかなかったな。キリの花は、紫色なんだ」と印象に残った出来事でした。

キリ(桐)の花は、紫色。

材木としてのキリ(桐)ではなく、花を咲かせる生きている木として視点が私の中に生まれた瞬間だったようです。

花の次は葉っぱを知るようになっているようで、たまたま伯父の車に母と乗っていたらキリ(桐)の木がそこに出てるな、と言われたので、見てみたら、これか!

(写真は、徒歩で街中を移動していた別の日に撮影したものです)

側溝から出てるキリ(桐)の木
2020年10月4日 撮影

これがキリ(桐)の木かぁ!
おっきな葉っぱだなぁ〜。

そんなふうに思っていると、またまたキリの木を発見!

2020年 10月4日 撮影
同じ場所を反対側から撮影

キリ(桐)って、こんなふうに、あっちにこっちに出るものなの?と思い調べてみたら、

『桐の種子には翼がついているため、風に乗って広がりやすく、気づかないうちに庭や軒下に芽を出しているということもあります。雑草だと思って放置をしていたら桐の幼木で、気づいたときには大木になっていた、ということもあるようです』
とのこと。

な、なるほど〜!
確かにキリ(桐)の幼木は、木っぽくないよね。

よくよく考えてみたら、前にも違う場所で見たことあったかも!

ただ、その時はキリ(桐)の幼木だとは知らず、そもそも木だとは思わず、背が高くなる帰化植物かな?って思ったんだった。
すでに出会っていたとは(笑)

街中でキリの幼木を見てから3年後の今年。
今度は街中で、花を咲かせている大きなキリ(桐)の木を見つけました。

2023年4月28日 撮影

キリ(桐)の木って、こんなに大きくなるのか!紫色がなんとなくだけじゃなく、やっと、
キリ(桐)の花の形がわかるくらいの距離感で見ることができました。

「だけど、もっと、近くでキリ(桐)の花を観察できたらいいなぁ〜」なんて思ったからか、

なんと!!!
自宅の畑の隅にある小屋と小屋の間に、キリ(桐)の幼木が出ているではないか!

今年の3月に落葉したままでまだ葉がない状態で見つけた木が、キリ(桐)だったのです。

久しぶりに見てみたら、ただの棒のようだったところに葉が生い茂っていて、「見たことのある大きな葉っぱ!これはキリ(桐)だ!」と。

まさかのキリ(桐)の幼木でした。
数年前に街中で見かけたものよりは育っているので、幼木というよりは若木かな?

2023年5月22日 撮影
2023年5月22日 撮影
キリ(桐)の若木の幹
樹皮
2023年5月22日 撮影

キリ(桐)の木は大きくなるから切ることになるだろうけど、切るのはせめて花が咲いてから、花を見れたらいいなぁって思います。

さてさて、どうなることやら。

この続きは、またの機会に。

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