まさかボロブドゥール 4
冬ちゃんの好きな場所と私の好きな場所は違う。一緒に沖縄に行ったときは私はグスク、冬ちゃんは鍾乳洞が好きすぎて困った。鍾乳洞の何がいいのかさっぱりわからない。けど、鍾乳洞の出口でずっとヤドカリを追いかけて写真を撮っている冬ちゃんが面白くてそれをずっと写真に撮っていたっけ。
ドライバーさんがそろそろ私たちののんびりさに慣れてきた(諦めた)模様。
それでもとても親切。車にはクーラーボックスに水とポカリを準備してくれているし、ホテルで準備してくれたお弁当もタイミングよく渡してくれる。緑の野菜炒めが美味しい。
どこに行くのかわからないけど、冬ちゃんのいう場所へとにかく向かう。
着いたのは水の宮殿「タマンサリ」。
タマンサリの庭でワヤン・クリを作っている人。
たぶん皮。にコツコツと穴をあけておられる。
影絵のための人形のはずなのに、金色ベースにカラフルでかなり綺麗。なぜかしらと聞いたら、一般の人はスクリーンを挟んで向こう側から影絵を見るが、スクリーンのこちら側からは王族とか身分の高い人が見るかららしい。
スクリーンを挟んであの世とこの世、という説もあるみたいで面白い。
隣ではバティックの絵付け。ロウで絵を描いているところ。
それから王宮のサウナを見たり、スルタンの暮らすクルトンに行ったりした。
夜はガムランの演奏の中でディナーをいただいく。サテとビンタンビール、つまり焼き鳥とビールがすごく美味しい。毎日これを食べて飲みたい。セウ寺院とサテとビンタンビールが近所に欲しい。本当におすすめ。
それからラーマーヤナ・バレエを鑑賞。こちらも面白かった。
ラーマーヤナ・バレエを観ながら、日本に帰ったら歌舞伎を観に行こう、と思った。そういえば初めて沖縄に行った時、鳥取に帰ったら大山に登ろう、と思ったことを思い出した。
明日はいよいよボロブドゥール。
つづく。
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