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親子だからといって考えが似ている訳では無い。

私と母は似ていない。
小学校の頃から担任の先生に「お母さんと雰囲気も考え方も似てないね〜」と言われてきた。

母が激怒している時、物を投げつけて来る時、指を指して怒鳴ってくる時、
私は心の中で「そんなに怒ることか、、」と思っていたし、
自分の意見はあまり言わない私が、
珍しく口を開いた時、
必ずと言っていいほど、母からは否定の言葉が返ってきた。
きっと逆もあるのだと思う。
私が思っていることは、母はきっと意味がわかっていなくて、
真逆の意見を持つ。
私がしている善は、母にとっては偽善である。

だからこそ、「褒めてくれるかな?」と思ったことも母には言わなくなった。

何も、言わなくなった。

親だから全て受けいれてくれるなんて思っていないし、
むしろ世界の8割の人が私の意見に賛成しても、
母は残りの2割にいるのだと思う。

友達には、
「優しいね」「全肯定してくれてありがとう」
先生には、
「いい子すぎる」「なんて綺麗な心なの」
って言って貰える。
だからこそ、友達は私を必要としてくれるし、先生は私を大事にしてくれる。好きでいてくれている(はず)。
でも母には、
「おまえは自分勝手だ」「思いやりがない」「全部お前が悪い」
そう言われる。
そう思われているのなら、怒鳴られても、ものを投げられても仕方がないか、と思う。

意見が違うだけなら、
まあそういう意見もあるな。と、受け入れればいいのだけど、
違う意見を攻撃してくる人とは距離を置くべきだと思う。
それが親だとしても。

こういう考えは、"逃げ"なのだろうか。
こういう考えが、母が私に言う"自分勝手"なのだろうか。
母の口から出る鈍器のような罵声から、
母の手から投げられるハンガーや本やドライヤーから、
逃げるだけの私。

こんな私は強いのだろうか、弱いのだろうか。

私は母の意見を受け入れて、理解したい。私と真逆な考えと感性も否定したくはない。
お母さん、あなたも同じ気持ちでいてくれていますか。

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