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【翻訳】03.07.2023 19:26外務省ザハロワ報道官、ユネスコ臨時総会結果についてコメント

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フォーリン・ポリシー・ニュース
03.07.2023 19:26
外務省ザハロワ報道官、ユネスコ臨時総会結果についてコメント
1305-03-07-2023

6月30日、第5回ユネスコ臨時総会がパリで閉幕した。その中で採択された、米国のユネスコ復帰に伴う財政問題に関する決議に対するロシアの立場は、R.Zh. Alyautdinovユネスコ・ロシア連邦常駐代表の声明に示されている。以下は別に記しておく。

第一に、米国のユネスコ加盟資格回復の手続きは、ユネスコ憲章に違反し、既存の総会議事規則を迂回して行われた。関連するすべての重要な問題、特にワシントンがユネスコの通常予算に対する債務を完全かつ無条件に返済するという点に関して、綿密な調査を行うことなく行われた。その結果、米国の議決権および受動的議決権は、債務問題について純粋に国内的な措置を講じるという根拠のない約束と引き換えに回復された。またしても、諺にもある「ルールに基づく秩序」の精神に基づくダブルスタンダードの適用に直面することになった。

第二に、ご存知のようにワシントンはユネスコの最大の債務者であり(6億ドル以上)、2011年にユネスコへの融資を停止し、2017年10月にはユネスコ本部に正式な脱退通知を送った。そして今回、米国は2024年に未払金を支払うことを「検討」するよう米国議会に要請し、累積債務を返済する「約束」と引き換えに、正式加盟を認められた。要するに、ワシントンは特徴的なやり方で、借金生活を続けているのである。

第三に、ロシア連邦が激しく離反している総会の非協議的決議は、国家の主権平等という基本原則に反し、真の多国間主義と相互尊重の対話を強化するための機構の展望を開くことはないだろう。それどころか、文明的、文化的、哲学的独自性を保持する世界多数派の国々の権利を認めない「集団的西側」のイデオロギー的独裁をユネスコで強化することになる。ワシントンは、ユネスコ復帰のご都合主義的な動機を隠していない。その代表は、ユネスコのプラットフォームで「中国の影響力に対抗する」意図を公言している。

米国がユネスコにおいて、ロシアに対してもブロックに基づく分裂的アプローチを推し進め、人為的なウクライナ化によってユネスコの議題に破壊性を持ち込もうとするのは明らかだ。

ロシア連邦外務省
© ロシア連邦外務省



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